定例市長記者会見(令和3年7月)

令和3年7月27日(火)開催 定例記者会見

会見項目

  1. 新型コロナウイルスワクチン接種について
  2. 東京五輪エクアドル共和国事前合宿について

会見内容

 お忙しい中、お集まりいただき有難うございます。報道の皆さまには、市政の推進にあたりご協力いただき心からお礼申し上げます。

 まずはじめに、新型コロナウイルスの感染拡大についてでありますが、現在、オホーツク総合振興局管内では、多くの感染者が確認され、北見市内においても、先週の1週間で63人、直近3週間では116人の感染者が確認されるなど、感染の拡大を懸念しているところであります。

 感染患者数がこれ以上増加した場合、医療機関に過重な負担を招き、救命救急医療をはじめ、必要な医療提供体制に影響を及ぼしかねない、まさに予断を許さない状況にあります。

 市民の皆さま、事業者の皆さまには、これまでも感染拡大を防ぐため、多大なご協力をいただいているところでありますが、医療提供体制の維持や医療従事者、また、何より、ご自身や大切な方を守るため、今一度、手洗いやマスクの着用、人との距離をとるなど、感染を防ぐ基本的な行動を徹底いただくとともに、黙食の実践や、不要不急な外出を極力、控えていただくなど、感染拡大防止の取り組みに、なお一層、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 それでは、本日の案件について、ご説明いたします。

(1)新型コロナウイルスワクチン接種について

 はじめに、「新型コロナウイルスワクチン接種」についてでありますが、現在、64歳以下の基礎疾患を有する方、及び高齢者施設等の従事者の方、並びに62歳から64歳の方について、集団接種にかかる予約の受付を開始しており、明日28日以降、おおむね5歳程度に区切って、2日間おきに、順次予約の受付を進めてまいります。

 また、予約の方法につきましては、これまでと同様、電話、インターネットで受け付けており、接種の会場及び開始日につきましては、5つの会場で異なりますが、8月7日から順次進める予定をしております。

 また、24日から25日までの2日間の予約状況でありますが、基礎疾患を有する方など優先接種の方2,428人の予約が完了したところであります。

 なお、ワクチンの種類が「武田/モデルナ社ワクチン」となりますので、2回目の接種日は、4週間後の同曜日、同時刻となります。

 また、65歳以上の高齢者に係る新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、順調に進んでいるところであり、65歳以上の対象者40,350人のうち、7月25日時点で1回目の接種を完了した方が、34,322人、2回目の接種を完了した方が、24,504人、また、64歳以下の対象者62,245人のうち、1回目の接種を完了した方が、6,517人、2回目の接種を完了した方が、2,640人となっているところであります。

 さらに、職域接種につきましても、日赤看護大学において、始めていただいていると聞き及んでおります。学生や職員の皆さまの接種が進むということで、大変ありがたいことと感じており、実施に向けてご尽力いただきました関係者の皆さまに感謝を申し上げたいと存じます。

 また、先週23日開催の「北見市繁華街における感染拡大防止に向けた緊急会議」で決定をいたしました、緊急対策の市内繁華街の飲食店を対象とした、ワクチン接種の早期実施について、職域接種として、社交飲食組が予定をしていたところですが、市におきまして、関係機関と調整を図ったところ、前倒しすることが可能となり、7月下旬から順次接種ができるよう準備が進められています。

 ワクチン接種につきましては、あくまでも、個々人の任意によるものでありますが、国において、当該感染症の発症を予防する高い効果があるとの知見が示されており、ワクチンの接種を推進することは、感染拡大防止につながるものと考えておりますので、引き続き、市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

(2)東京五輪エクアドル共和国事前合宿について

 次に、「東京オリンピック エクアドル共和国事前合宿」についてでありますが、すでにご承知のことと思いますが、東京オリンピック エクアドル共和国選手団につきましては、先週金曜日の7月23日に北見入りする予定でありましたが、成田空港での検疫および再検査の結果、21人の選手団のうち1人の新型コロナウイルス感染者が判明いたしました。その後、濃厚接触が疑われる15人の疫学調査が北見保健所にて行われ、このうち11人が濃厚接触者として特定されたところであります。

 濃厚接触者とならなかった4人と、元々濃厚接触の疑いのない5人の合計9人は、25日に北見入りし、また、濃厚接触者として特定された11人につきましても、直近の検査でも陰性であり、26日に北見入りしたところであります。

 選手団につきましては、毎日の感染症検査の実施、移動は専用車両を使用することや、宿泊場所の分離など、トレーニングや練習以外で他者との接触を避けるといった感染拡大防止策を徹底的に実施することを求めた国や組織委員会が示すルールに則り、現在、合宿を行っているところであります。

 今回の合宿では、あらためて市と選手団が一丸となって感染対策を確実に実行するよう努めてまいります。いよいよ、来週にはオリンピック本番でありますが、選手の皆様には、本合宿を通じて最高の状態で臨んでいただけるよう、心から期待をしているところであります。

 私からは以上となります。

質疑応答(内容は要約しています)

記者)
 飲食店において新型コロナウイルスのクラスターが相次いでいます。先日の会議で関係者へのPCR検査を実施するとのことでしたが、分かれば実施する時期と想定人数を教えてください。

市長)
 お話がありましたとおり、市内での感染状況を鑑みて7月23日に、北見市、北海道オホーツク総合振興局、北見商工会議所、社交飲食生活衛生同業組合で北見市繁華街における感染拡大防止に向けた緊急会議を開催し、4者が連携して行う緊急の取り組みについて協議を行ったところであります。感染防止対策を確実に講じることが重要と考えており、道とも共有しているところであります。現在、道及び保健所では、感染が疑われる方について検査をしていますが、先日の緊急会議において、飲食店の経営者や従業員については、感染疑いがある方だけではなく、さらに懸念がある方についても対応ができるよう検討していると伺っております。現在、詳細は決まっておりませんが、分かり次第お知らせしたいと考えております。

記者)
 会議以降もクラスターが発生していますが、もう少し踏み込んだような対応の検討はしていないのでしょうか。

市長)
 今のところは、先日の緊急会議で協議したことを基本に動いております。

記者)
 社交飲食組合の職域接種の前倒しが市の働きかけで可能になったということですが、どこと話をして、どれくらい早まったのかを教えてください。

担当職員)
 職域接種を実施する医療機関及び道と協議して前倒しが可能になりました。時期としては、7月末から少しずつ開始できるよう医療機関と調整しているところです。

記者)
 元々はいつから始める予定だったのでしょうか。

担当職員)
 職域接種の詳細な日程については、職域接種を申請する側で決めていくことですが、こちらでは、8月の中旬くらいと聞き及んでおり、それを少しでも早くできるよう調整しているところです。

記者)
 職域接種が道と協議して前倒しになったというのが理解できないのですが、職域接種についても道経由でワクチンが届くのでしょうか。

担当職員)
 市として決める部分はありますが、ワクチンの供給については国や道と整理しなければならないこともあるので協議させていただいたところであります。ワクチンについては、全て国と道を通じて届きます。

記者)
 新型コロナの感染拡大が続いていますが、どのような要因で感染が拡大しているとお考えでしょうか。

市長)
 何が原因なのかを特定するのは難しいと思っています。私も感染しましたが、どこから感染したのか分かりませんでした。

記者)
 たとえば、人の移動が増えたとかは要因として考えられますか。

市長)
 決定的なことは言えませんが、一つの要因になるのではと考えています。

記者)
 道が政府に対して、まん延防止等重点措置の適用を再要請しましたが、市長としてはどのように受け止めているのでしょうか。

市長)
 昨日、知事が国に対してまん延防止等重点措置の適用についてお願いしたと聞いております。そのことについては関心を持っていますが、今後どのようになるのか経過を注視していきたいと考えています。

記者)
 ここ一週間の感染状況を人口10万人換算で見ると、まん延防止等重点措置の基準を超えていると思われますが、対象エリアに北見市を加えるよう働きかけるなどのお考えはあるのでしょうか。

市長)
 その点については否定できませんが、今は道の動きがどうなるのかを注視していかなければならないと考えています。

記者)
 前週の1週間の感染者数が63人で、その前の週が25人という中で対策強化をしていると思いますが、具体的に1週間の感染者数を何人程度に抑えるなど目標としている部分はあるのでしょうか。

市長)
 感染者がいないことが一番良いので、何人というのは難しいですが、今の状況より感染者数が減り、尚且つ無くなれば1番良いと願い感染対策を行っている状況です。

記者)
 エクアドル共和国のオリンピック事前合宿ですが、毎日の感染症検査の実施、専用車両の使用等の対策があるが、選手の陽性が判明したことで市として対策を強化する考えはあるのでしょうか。

市長)
 感染拡大防止策を徹底的に実施することを求めた国やオリンピック組織委員会が示すルールに則ってやっていきたいと考えております。したがいまして、感染した選手は来北されていないですし、市民の方にも影響が出ないよう最善の努力をした中で取り組みを進めて行きたいと考えております。

記者)
 道が政府にまん延防止等重点措置の適用を要請していますが、前回の時には小樽市などが重点対策地域に入っていましたが、同じように北見市を重点対策地域に入れてもらうというような要請は現段階ではしていないのでしょうか。

市長)
 現時点では、国がまん延防止等重点措置について北海道をどう位置付けるかという状況にありますので、そこを見定める必要があると考えています。要請しないという訳ではなく、今後の状況や推移を見て、要請することも起こり得るというところでありますが、現時点ではそういった要請はしていないところであります。

記者)
 昨日、キタポン(飲食店等クーポン事業)や北見で羽伸ばしキャンペーン(宿泊需要喚起支援事業)、女満別空港のピーチ利用振興策の停止が発表されましたが、23日の緊急会議の時点ではこれらの事業の停止はないと捉えていましたが、このタイミングで停止した理由や基準があるのでしょうか。

市長)
 1週間の感染者数が63人確認され、急転して人数が増えてきていることを踏まえ、決めつけることはできませんが、人の動きについて考えなければならない状況にあり、これら3つの事業については一度停止し様子を見ていきたいと考えております。

記者)
 昨日の月曜日に道から発表された1週間の市町村別の感染者数が明らかになり、それを受けての措置だったということでしょうか。

市長)
 そうです。判断の大きな要因になっています。

以上。

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