指定文化財

2012年4月4日

 文化財は、わが国の長い歴史の中で生まれ、育まれ、今日に伝えられてきた貴重な国民的財産であり、「有形文化財」、「無形文化財」、「民俗文化財」、「記念物」、「文化的景観」、「伝統的建造物群」に分類されます。

 そのうち重要なものについては、国が重要文化財や史跡名勝天然記念物等に指定選定し、保存と活用が特に重要なものについては登録して、保護に努めています。

 また、土地に埋蔵されている文化財(「埋蔵文化財」)や文化財の保存・修理に欠くことのできない伝統的な技術や技能(文化財保存技術)も保護の対象となっています。

 本市には、北海道遺産に選定されている記念館や原生花園、北海道指定天然記念物、市指定文化財など貴重な文化遺産が数多くあります。

 

 国指定 史跡
 常呂遺跡
 北見市常呂町栄浦~岐阜
 

 住居の多くは擦文文化(約1000年前)のもので他にオホーツク文化(約1200年前)、続縄文文化(約1800~1400年前)、縄文文化(約4000~2000年前)のものがあります。

 特にシベリア、沿海州の大陸文化と関係が深いオホーツク文化と擦文文化の住居があることは両文化を研究するうえで重要な遺跡です。

 北海道及び標津町と「北海道東部の窪みで残る大規模竪穴住居跡群」として世界文化遺産への登録を目指します。

常呂遺跡

 道指定 天然記念物
 温根湯エゾムラサキツツジ群落
 留辺蘂町字花丘

 

 留辺蘂自治区の花でもあるエゾムラサキツツジは、温泉街から無加川に沿って東へ約500mの丘陵斜面に自生する30万本もの純群落です。

 毎年5月上旬に開花し、10日前後に最盛期を迎えます。

留辺蘂町エゾムラサキツツジ 

 北見市指定文化財 第1号(有形文化財)
 屯田兵屋
 北見市公園町1番地 北網圏北見文化センター


 北方の警備と開拓のために、屯田兵第四大隊、第一・第二・第三中隊が北見に入地しました。

 明治30年から31年にかけて、屯田兵の各戸主に与えられた屯田兵屋です。

 屯田兵屋

 北見市指定文化財 第2号(民俗文化財)
 屯田兵人形
 北見市川東412番地 信善光寺

 信善光寺の住職・吉田信静尼の発願により、屯田兵の遺徳を顕彰するため製作されました。

 人形は全75体あり、すべて実在の屯田兵をモデルにしています。

屯田兵人形

 北見市指定文化財 第3号(有形文化財)
 ピーボディ・マルチニー銃
 北見市公園町1番地 北網圏北見文化センター
 
 屯田兵の制式銃として野付牛屯田で使用されていました。

 プロビデンス兵器会社(アメリカ合衆国)製で、昭和44年に北見市青葉町で土木工事中に地中から発見されました。 

ピーボディ・マルチニー銃

 北見市指定文化財 第4号(有形文化財)
 広郷遺跡の出土遺物
 北見市公園町1番地 北網圏北見文化センター
 

 旧石器時代終末期(約1万年前)に編年される遺跡で、広郷型細石刃石核は、当遺跡で良好な資料がまとまって出土したことから呼称されてます。

広郷遺跡の出土遺物

 北見市指定文化財 第5号(有形文化財)
 中ノ島遺跡の出土遺物
 北見市公園町1番地 北網圏北見文化センター
 

 縄文早期からアイヌ期にかけての複合遺跡で、各時期の住居址や墓壙が多数検出されました。

 該当資料は縄文晩期末に編年される土器群で、特に舟形の精製土器は、主に墓壙からまとまって出土しました。

中ノ島遺跡の出土遺物 土器

 北見市指定文化財 第6号(有形文化財)
 北進遺跡の出土遺物
 北見市公園町1番地 北網圏北見文化センター
 

 旧石器時代終末期(約1万3千年前)に編年される遺跡で、当該資料は、峠下型細石刃石核・荒屋型彫器を中心に、細石刃・石刃・掻器等の石器組成が出土しました。

 黒曜石以外の石材使用比率が高いことも大きな特徴です。 

北進遺跡の出土遺物

 北見市指定文化財 第7号(史跡)
 鎖塚の区域
 北見市端野町緋牛内842番地8
 

 明治24年、網走と旭川を結ぶ中央道路開削に動員され斃死した、釧路集治監網走分監の囚人が埋葬されたと言われている区域です。

 3基の土饅頭の上に彼らを縛っていた鎖が残され、鎖塚と呼ばれるようになりました。また、区域には、供養碑、六地蔵等があります。

鎖塚

 北見市指定文化財 第8号(有形文化財)
 旧野付牛屯田第四大隊中隊本部被服糧秣庫
 北見市端野町一区649番地8
  

 明治29年に建造された、北見市内に残る唯一の屯田兵関連の公的建築物です。

 明治37年に現在地に移転し、現在も一区神社拝殿として使用されています。一部改造や補修も行われましたが、建築当時の様子は良好に保たれています。

被服糧秣庫

 北見市指定文化財 第9号(天然記念物)
 緋牛内の大カシワ
 北見市端野町緋牛内780番地8
  

 幹周は約5メートルと全国屈指で、環境庁(現:環境省)による昭和63年度の「日本の巨樹・巨大林」調査の結果、株立ちが1本のものでは全国一と判明しました。

 樹齢は300~350年以上と推定されます。開拓当時は山の神として祀られていたと伝えられています。

オオカシワ

 北見市指定文化財 第10号(有形文化財)
 ピアソン記念館
 北見市幸町7丁目4番28号
  

 大正3年、ピアソン宣教師夫妻の住宅として建設されました。設計はW.M.ヴォーリズ氏で、当地方の貴重な洋風建築です。

 ピアソン夫妻は伝道のほか、矯風運動、慈善活動にも力を入れ、大きな功績を遺しました。

ピアソン記念館

 北見市指定文化財 第11号(有形文化財)
 ハッカ記念館
 北見市南仲町1丁目7番28号

 

 昭和9年、北聯北見薄荷工場の事務所兼研究室として建築されました。

 ハーフテンバースタイルを取り入れた貴重な洋風建築で、当時の薄荷産業隆盛を伝える記念館として活用されています。

ハッカ記念館

 北見市指定文化財 第12号(有形文化財)
 武華駅逓
 北見市留辺蘂町滝の湯127番地
  

 大正9年、留辺蘂奥地の開拓移住者や旅人の宿泊、人馬の継立のために改札された官設駅逓です。保存良好な代表的北海道駅逓建築物として高い評価を受けています。

 現在は内部に郷土資料を展示・保存し、留辺蘂町開拓資料館として活用されています。

武華駅逓

 北見市指定文化財 第13号(天然記念物)
 カタクリ及び周囲の北方性落葉広葉樹林
 北見市端野町
 

 当市のカタクリは日本のほぼ東限に分布しています。

 カタクリは本来他殖型ですが、当地のカタクリは自家和合性を獲得しています。

 自生地及びその周辺は残り少な北方性落葉広葉樹林で、多様な動植物が生息しています。

 観察会の時のみ公開しています。

カタクリ

 

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