北見市の誘致企業紹介 第4回 (株)ローヤル企画 北見事業所

2014年11月13日

株式会社 ローヤル企画 北見事業所

ローヤル企画

写真:株式会社 ローヤル企画 北見事業所

 


 

所長代理

末永 清巳 所長代理

-まず初めに、ローヤル企画という会社について紹介してください。

末永氏:当社は昭和46 年に現在の取締役会長であります松浦豊が、写植(印刷における文字加工)会社として創業しました。東京の神田錦町にある本社のほか、埼玉県朝霞市と栃木県真岡市にも事業所と工場があり、従業員は全体で約250 名の会社です。

1980 年代よりコンピュータによる情報処理技術を導入し、書籍、一般雑誌、学習参考書などの入力編集加工や、文字データの処理を行うソフトウェア開発などを手掛けてきました。現在では、出版物の制作に企画段階から参画し、イメージの立案やページレイアウトを作成するなどの総合印刷的業務をフルデジタル化で行っています。

また、長年培ってきた情報処理加工の技術をベースに、近年ではIT関連の業務も増えてきました。スマートフォンやタブレットなどの普及により急速に伸びている電子書籍や動画配信には、業界の中でもいち早く対応するなど、多様化するニーズに積極的に取り組んでいます。

 

 

ローヤル企画

ローヤル企画 外観

-ハイテクパークに北見事業所を開設したきっかけについて教えてください。

末永氏:当時、昭和60 年代は、バブル景気による異常な不動産価格の上昇や人材不足によって、事業計画が思うように進まないことから、地方都市への進出を模索していました。

そんな中、北見市に未来技術開発都市の形成に向けた「ハイテクパーク構想」があることを知り、当時の市長からも熱心なお誘いをいただきました。北見市には恵まれた自然環境と基本的な都市機能が合わさっているほか、国立の北見工業大学など、有能な人材を確保できる環境も整っていました。

創業者の松浦が、隣町の訓子府町出身だったこともあり、オホーツク圏の中核都市である北見市で事業展開することによって、この地域の活性化のお役に立てればとの思いから、平成3 年に北見事業所を開設しました。

 

北見事業所では、どのような業務を行っているか教えてください。

末永氏:北見事業所では現在40名ほどの従業員がおり、主に出版物や印刷物のDTPという作業を行っています。DTPとは、お客様から提供いただいた文章やイメージ写真などを、画像処理や編集のソフトウェアを使ってレイアウトを組んだり、すぐ印刷に回せるような状態にデータを整えたりする仕事です。書店やコンビニの店頭に並んでいる大手出版社の雑誌も、実は当社の北見事業所で誌面を制作しているんですよ。

また、仕事の供給元は東京が中心ですが、本社との打合せはインターネットでのテレビ会議や専用電話にて十分対応できるので、距離的なハンデはあまり感じないですね。立地も北見工業大学様に近いことで、光回線が通るのが早く、恩恵に与っています。

 

 

日赤看護大学パンフレット

日赤看護大学パンフレット

-北見事業所の開設以来、主に東京での仕事が中心だったとのことですが、最近では地域との繋がりが増えているようですね。

末永氏:はい。ここ数年、開設当初に松浦が考えていた「地域のために何かお役に立てれば」との思いを具体的に表現できるよう、少しずつ地元での仕事を引き受けさせていただくようになり、以前より地域との関係が深くなってきたように感じています。

一昨年よりは、地元の日本赤十字北海道看護大学様のパンフレットを制作させていただき、紙媒体だけではなく、インターネットでもデジタルブック形式で公開しています。

私も北見市出身ですし、北見事業所の従業員も大半がオホーツク管内の出身です。この業界で40年以上、常に最先端の技術を磨いてきた当社のノウハウを、この地域に少しでも還元していきたいですね。

 

 

打合せ風景

北見事業所 スタッフ

地方に事業所を持つメリットとして、どのようなことが挙げられますか。

末永氏:北見事業所を開設した当初は、首都圏に比べ不動産価格が安く、有能な人材が確保しやすいというのが北見市を含めた地方のメリットでしたが、その点は現在も変わらないと思います。最近でも景気回復を背景とした首都圏のオフィス賃料の高騰や人材不足は深刻で、企業経営にとって喫緊の課題となっています。

また、東日本大震災後は、企業が災害のリスク分散を目的として地方に事業所を置くケースが増えてきました。北見市は全国的にも地震が少なく、雪も比較的少ない地域なので、危機管理の視点から見ても地方拠点に適した地域だと感じています。

 

-最後に、北見市民の皆さんへメッセージをお願いします。

末永氏:北見市に事業所を開設してから23年余り、バブルの崩壊やリーマンショックなど、さまざまな困難がありましたが、そうした中でも当社がこれまで発展して来られたのは、地域の皆様の深いご理解の賜物と、心より感謝しております。

これからも、社名であります「LOYAL」(誠実)の精神のもと、地元にしっかりと根を張り、市民の皆様から信頼していただける企業であり続けるよう努力してまいりますので、より一層のご支援ご協力くださいますようお願いいたします。