「ところ遺跡の森」便り

2017年9月1日

 「ところ遺跡の森」便りは北見市常呂自治区内で市報に折込で配布されている社会教育情報内に毎号掲載しているものです。
 イベント案内をはじめ、考古・自然など「ところ遺跡の森」に関連する情報を毎月お届けしています。
 (毎月初め更新予定。ここに掲載したものは、写真・文章は当初掲載時のものから一部変更している場合があります。)

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2017年9月号

○須恵器(すえき)のおはなし【ところ遺跡の館展示品より】

ところ遺跡の館の展示資料のうち、一風変わった土器があります。

擦文時代(約1,000年前)のコーナーにある須恵器(すえき)という土器です。

展示室にある他の土器とくらべると、灰色で硬く焼きしまっているという特徴があります。この特徴は高温の窯の中で焼かれたことを示しています。

須恵器はその製作技術を含め、朝鮮半島から日本におよそ1,500~1,600年前に伝わりました。

東日本における須恵器を焼く技術は、およそ900~1,000年前に青森県まで伝わると、北海道へはやってきませんでした。

展示室にある須恵器も分析の結果、青森県五所川原窯跡群(あおもりけんごしょがわらようせきぐん)で作られた須恵器と判明しています。

おそらくお酒や水のような液体を入れたと考えられる須恵器ですが、常呂まで運んだことを考えると苦労が偲ばれます。

TK-67遺跡出土 須恵器

TK-67遺跡出土 須恵器 甕。

 

 

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