北見市の誘致企業紹介 第9回 日本製薬工業(株) 北見工場

2015年6月19日

日本製薬工業株式会社

きたみこうじょう

北見工場

 

第9回目は医薬品や栄養補助食品などの製造を手がける日本製薬工業(株)を紹介します。

平成26年に完成し、業務を開始した北見工場で、製造部長を務める古川さんに事業内容や常呂産「ピンクニンニク」の魅力などについて伺いました。

 

古川さん

古川製造部長  

 

製造工程

製造工程

 

袋詰め

製品を充填する様子

 

製品化の流れ

製品化の流れ

-日本製薬工業(株)のご紹介をお願い致します。

古川さん:「亀井商店」として昭和22年に名古屋市内で創業しました。昭和36年に現在の日本製薬工業(株)に改称し、その後本社を小牧市に移転し、今日に至ります。

「自然素材を活かした製品を通じて皆さまの健康創造を応援いたします」を企業理念に掲げ、医薬品では循環器系から滋養強壮、胃腸、かぜ薬と幅広く展開しているほか、医薬品以外でもニンニクや大麦若葉などの天然由来成分を原料とした栄養補助食品などを取り揃え、生活習慣病の抑制をはじめとした時代のニーズに応えるべく各種製品の充実に努めています。


-北見工場設置の経過について教えてください。

古川さん:当社では以前、医薬品の原材料として外国産ニンニクを使用していました。

しかし、冷凍食品への毒物混入事件など外国産食材を不安視する取引先の声を受け、国内産への切り替えを検討しました。

常呂産のほか、山陰・四国・東海など市場を通じて安定的に入手できるもの全てを比較対象として分析を行ったところ、北海道の在来種である常呂産の「ピンクニンニク」は有効成分の素となる硫黄含有量が多く、すぐに「JAところ」との取引を開始しました。

取引量が拡大する中、常呂から本社までの原材料輸送コストや北海道を最終加工地とすることで産まれる商品のブランド価値なども勘案し、北見工場の建設に踏み切りました。

 

-地元のニンニク生産にも変化があったそうですね。

古川さん:常呂町はかつて栽培面積日本一を誇ったピンクニンニクの生産地でしたが、価格の安い外国産に押され栽培規模を縮小した時期もあったと伺っています。

現在は増産計画の下で新たな栽培法を導入されるなど、手間を惜しまない生産者皆さんのご尽力により、高品質ニンニクの安定供給体制が確立しつつあります。

 

-現在の事業内容について教えてください。

古川さん:主に「黒ニンニク」の製造です。ニンニクを厳密な温度管理の下で熟成すると、独特のニンニク臭や辛味がなく、フルーツ感覚で食べられる甘酸っぱい「黒ニンニク」となります。

生のものと比較してポリフェノール濃度が10倍にも達する黒ニンニクは、そのまま食品として、あるいは粉末化や抽出を経て、錠剤・ドリンク剤の形状で全国に流通しています。

 

-今後の事業展開について教えてください。

古川さん:現在、滋養強壮保健薬の製造ラインを本社から移転すべく作業を進めています。常呂産ニンニクから抽出したエキスを原料とした医薬品の製造に、間もなく着手する予定です。

平成27年度は原料として24tのニンニクを加工する見通しであり、今後も順次拡大していく予定しています。

また、北見市は国内随一のタマネギ生産地ですので、当社の技術を活用し、タマネギエキスの抽出なども検討したいと考えています。

 

-最後に北見市民の皆さんにメッセージをお願いします。

古川さん:全・安心の常呂産ニンニクのよさを全国、そして世界に発信し、増産を通じてニンニク生産日本一復活につなげて行きたいと考えています。

北見市の皆様には引き続き、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 

(文中のデータは全て平成27年4月現在のものです)