下水汚泥処理のしくみ

2017年7月12日

下水処理の過程で発生する汚泥は濃縮、嫌気性消化、洗浄、脱水の順に処理しています。

嫌気性消化によって発生した消化ガス(バイオガス)はメタンを含んでいるため、消化タンク加温用燃料やマイクロガスタービンの発電用燃料として使用しています。また、脱水した汚泥は肥効成分を含んでいるため、堆肥の原料として利用しています。

汚泥処理の流れ

汚泥処理の流れ

(1の1)重力濃縮タンク

重力濃縮タンク 最初沈殿池から引き抜かれた汚泥は含水率が高く、量も多いため、まず重力濃縮によって上澄水と濃い汚泥に分離して減量されます。

(1の2)機械濃縮機

機械濃縮機

最終沈殿池で発生する汚泥は密度が小さい上に濃度が薄く、重力濃縮では効率が悪いため、高分子凝集剤を加えて機械濃縮機で濃縮されます。

(2)消化タンク

消化タンク

濃縮タンク、機械濃縮機で濃くした汚泥(濃縮汚泥)は有機分が高く、性質的に不安定で衛生的にもよくありません。
この濃縮汚泥を消化タンクに入れ、空気と光を遮断し約30~40日間・約40℃で加温すると、メタン菌の働きで汚泥中の有機物が分解され、メタンガスや二酸化炭素などを含む消化ガスが発生します(嫌気性消化)。消化ガスを発生させた後の汚泥は消化汚泥と呼ばれ、有機物が分解されガスとして出て行っているため、
性質的に安定であり容量も減少しています。

(3)洗浄タンク

洗浄タンク

消化汚泥中には、この次の脱水工程の際に脱水の支障となる粒子やアルカリ分などが含まれているため、放流水の一部を利用して消化汚泥を洗浄し、これらの物質を除去します。

(4)脱水機

遠心脱水機 

スクリュープレス脱水機

洗浄した汚泥に高分子凝集剤を加えると、固形物が凝集し、水と分離しやすくなります。
この汚泥を脱水機に投入すると、水分が減り、湿った土のかたまりのようになります。

(上:遠心脱水機 下:スクリュープレス脱水機)

脱水後の汚泥は脱水ケーキと呼ばれ、堆肥化して全量を農地へ還元しています。 

 

以下のページにリンク下水汚泥の有効利用

ガスタンク

ガスタンク

消化タンクで発生した消化ガスはガスタンクに一時貯留し、ボイラーによる消化タンクの加温とマイクロガスタービン発電の燃料として利用しています。

 

以下のページにリンク消化ガスの有効利用

お問い合わせ

上下水道局浄化センター
電話:0157-25-8531
ファクシミリ:0157-25-8534