「ところ遺跡の森」便り【2018年4月号~ 】

2018年8月1日

 「ところ遺跡の森」便りは北見市常呂自治区内で市報に折込で配布されている社会教育情報内に毎号掲載しているものです。
 イベント案内をはじめ、考古・自然など「ところ遺跡の森」に関連する情報を毎月お届けしています。
 (毎月初め更新予定。ここに掲載したものは、写真・文章は当初掲載時のものから一部変更している場合があります。)

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2018年 4月号

○続縄文時代のお墓のお話し(常呂川河口遺跡ピット700出土資料)

 みなさんは続縄文時代(約2,000年前)という時代を聞いたことはあるでしょうか。

本州では弥生時代・古墳時代と同じ頃に、主に北海道を中心にみられる縄文文化の生活スタイルなどを続けたため続縄文時代あるいは文化としています。

では、本州と関わりがなかったかというと、そうではありません。

下の写真のガラス玉は常呂川河口遺跡のピット700という続縄文時代のお墓からみつかりました。この時代のガラス玉は主に輸入したものか本州で作られたものに限られます。

また、お墓からは後北(こうほく)C2D(シーツーディー)式土器という、主に道央で使われていた土器と一緒に納められていました。ほかに同時期のお墓から鉄製品がみつかっています。

この頃の続縄文時代の人たちは、直接かどうかは不明ですが交易や交流によって手に入れた珍しいものをお墓にいれていたと考えられます。

700ガラス玉

    【ピット700出土 ガラス玉】

 

 

 

2018年 5月号  ○ところ文庫 第34巻 刊行

 常呂町郷土研究同好会は、30年以上にわたって郷土の自然、歴史、文化を後代に伝える活動をおこなっている団体で、

毎年、常呂地域についての色々なテーマを扱った「ところ文庫」の刊行をおこなっています。

 平成29年度には「ところ文庫」第34巻「常呂歴史物語3-学校編-」(1冊500円)が刊行されました。

 第34巻では、常呂の小学校・中学校・常呂高等学校の各学校の来歴を詳細に記録・紹介されています。特に一部の学

校については平面図など当時の様相をよりわかりやすく丁寧に表現された1冊となっており、常呂の郷土史を学ぶのに最

適な本となっています。

 既刊分も含めた「ところ文庫」の販売はところ遺跡の館の受付でも取り扱っておりますので、お気軽に声をおかけ下さい。

常呂文庫34

 

 

2018年 6月号    ところ遺跡の森コンサートのお知らせ

 現在、ところ遺跡の森(国指定史跡常呂遺跡)では、老朽化した復元竪穴住居の再建を順次実施していますが、

平成29年度には擦文時代の復元竪穴住居(1号住居:11~12世紀頃)を再建し、平成30年度から本格的な利活用

を開始しています。

 こうした利活用の一環として、復元竪穴住居でフルートの音色に耳を澄まし古代の人々の暮らしや文化に想い

をはせながら、あらためて史跡常呂遺跡について知っていただくためのコンサートを開催します。

 ご参加の申し込みは下記の電話番号までお願いいたします。みなさまのご来場をお待ちしております。

 申し込みは終了いたしました。

 

日 時 6月9日(土) 15時~16時

場 所 ところ遺跡の森(北見市常呂町字栄浦) 1号竪穴住居

演 者 ドルチェ東京ミュージックアカデミー、武蔵野音楽大学等講師 宮下英士さん

定 員 30人(参加費無料 小学生以下は保護者同伴)

詳 細 申込みは6月7日(木)まで ところ埋蔵文化財センター 0152-54-3167

 

 

2018年 7月号    ところ遺跡の森コンサートのお知らせ

 先月行われた「ところ遺跡の森コンサート」宮下さんと見森さん演奏いただきましてありがとうございました。

皆さまのご協力もあり無事終了いたしました。この場を借りてお礼申し上げます。

 今月は楽器についてのお話です。近世アイヌ文化期にはアイヌは五弦琴(樺太アイヌ:トンコリ、宗谷・紋別の北海道アイヌ:カー)

や口琴(ムックリ)のほか太鼓やイタドリの笛や鹿笛など、各地方のアイヌによって差はありましたが実に多様な楽器を持っていました。

では、それより古い擦文時代(1,000年前)はというと、実は現在まで楽器と呼べるものは見つかっていないため不明です。

 楽器は有機物(おもに燃やすと灰や炭がでるもの)で作られることが多く、土器や石器と違い残りにくいと考えられるからです。

竪穴コンサート

 

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

北見市教育委員会常呂教育事務所
ところ遺跡の森

〒093-0216
北海道北見市常呂町字栄浦371番地
電話:0152-54-3393
FAX:0152-54-3538