こども環境ウォッチング2016 活動報告 

 平成28年8月2日(火)~平成28年8月3日(水)に一泊二日で「こども環境ウォッチング2016」を開催し、北見市内の小学4年生~6年生までの児童17名が参加しました。
 今年度は、森・川・海の3つをテーマとした体験プログラムを通して身近な環境を守るために、自分自身は何ができるのかを学ぶため、1日目はNPO法人常呂川自然学校 理事長の羽根石 晃彦氏に森と川について、2日目の午前中は北見市農林水産部水産課にサロマ湖と海について、午後はオホーツク干貝柱塩ラーメン地域活性化協議会 会長の千代 敏彦氏に地産地消について体験プログラムを実施していただきました。体験プログラム終了後に北見市全体を示す大きな地図(エコマップ)に2日間の体験プログラムの様子と参加したこどもたちが学んだことや伝えたいことをエコマップカードとしてまとめ、エコマップに貼り付けしました。(写真:本ページ末)

一日目

森を探検して森林の役割について学んだよ!

講師:NPO法人常呂川自然学校 理事長 羽根石 晃彦氏

 常呂町福山地区高齢者福山地区高齢者コミュニティセンター周辺にて、森の中を探検しました。
 森の中と外での気温の違いを感じ、森の湧水からは森林の役割について学びました。

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タモギタケを観察する様子
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森探検の感想を共有する様子

<参加者からのメッセージ>

・生まれたての川は、おもったより、小さかった!!
・森の中には、きのこがたくさんはえていました。
・小さな水でも川になる
・森をきれいにするととくをします。おいしい水が飲めるしきれいな空気もすえます。なのでみなさんゴミをへらしゆたかな森を守りましょう!
・しぜんは、虫がいっぱいいるけれど それがしぜん
・川へ行ったり、森へ行くと楽しいことがある

川遊びと魚とりをとおして川の役割について学んだよ!

講師:NPO法人常呂川自然学校 理事長 羽根石 晃彦氏

 常呂町福山地区高齢者コミュニティセンター周辺のトコロホロナイ川にて、森の湧水が集まってできた川にはどのような生物(川魚等)が暮らしているのか学びました。
 また、川の自然における役割を自分の身体で感じ、学びました。

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川の活動での注意事項の説明を受ける様子
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チームで一列になって魚を獲っている様子
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川に潜んでいる魚を探している様子
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正座して、川の音、川の水温を確かめている様子

<参加者からのメッセージ>

・木とかがたおれている「かくれが」みたいな所に「魚」がいっぱいいた。
・さかなをとるのはむずかしいけどたのしかったです。
・エビもどじょうもたくさんいたけど、つかまえたあとに、バケツに入れる時ヌルヌルして、入れづらく、さわれなかった、けどさいごには、さわれた!
・魚がいっぱいいました。
・水の速さがかわった。
・川にいくならあんぜんたいさく、あと大人の人と一緒に。
・エビがたくさんいました。

森の木を使って作品を作ったよ!

講師:NPO法人常呂川自然学校 理事長 羽根石 晃彦氏

 常呂町福山地区高齢者コミュニティーセンター内にて、森で集めた自然の木々や石を材料にクラフト活動をしました。
ネイチャークラフトをつくりました。自然の木々に触れ、木のぬくもりを感じることができました。

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 <参加者からのメッセージ>

・グルーガンはあついので、きをつけよう。
・木のえだ・木のかわ・葉・マツボックリでいろんな物が作れる!!
・森・川、自然がたくさん自然の物でいろいろ作れる!
・木は心をやさしくさせる。

1日目のふりかえり

 ネイパル北見にて、1日目の活動で感じたことやわかったことをふりかえりカードに記入しました。
さらに、特に皆に伝えたい一言をふりかえりカードの中から選び、エコマップカードの短冊に記入しました。

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2日目

サロマ湖第2湖口を見学したよ!

講師:北見市農林水産部水産課 課長 山下 憲義氏 係長 杉本 親司氏

 サロマ湖ワッカネイチャーセンターにて、海とサロマ湖をつなぐ出入り口の役割を果たすサロマ湖第2湖口を見学しました。
また、産業と環境の変化によるサロマ湖第2湖口の歴史について学びました。

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出発前に説明を受けている様子
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自転車に乗って移動している様子
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第2湖口を見学している様子
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第2湖口について説明を受けている様子

<参加者からのメッセージ>

・流氷を湖に流さないためにあみをはっていることがわかった。
・最後の日はサイクリングとやきそば作りでとてもたのしかった。
・自転車の風がきもちよかった。
・自転車にのって風がきもちよかった。
・湖に落ちそうでこわかったです。
・サロマ湖に大きな橋があった。
・サロマ湖は下が4m51cm、よこは50m
・サロマ湖の古いはしがてっきょされて、新しいはしがあった。

地産地消について学んだよ!

講師:オホーツク干貝柱塩ラーメン地域活性化協議会 会長 千代 敏彦氏 他 調理補佐1名

 常呂町多目的研修センターにて、地元のオホーツク産の干貝柱、塩、北海道産の小麦を使用した麺など地元の食材を使用した「オホーツク干貝柱塩あんかけ焼きそば」の調理をとおして、地産地消について学びました。

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千代会長が地産地消と協議会の成り立ちについて説明する様子
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チームに分かれて調理する様子
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料理したオホーツク干貝柱塩あんかけ焼きそばと一緒に撮影
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全員で集合写真

<参加者からのメッセージ>

・やきそば、みんなで作ったらおいしかった!
・みんなと一緒にあんかけやきそばを作りました。
・あんかけ焼きそば、おいしいから作ってみてね!
・干貝柱塩あんかけ焼きそばは、おいしいから作ってみよう!
・笑安記のあんかけやきそばがすごくおいしいのでみなさんぜひ笑安記へ行ってみてください!
・ちょう味りょうや、めんをあわせて、おいしくした!めんのかりかりかんが、少しこげているくらいがちょうどいい!みんなで作ってたのしかったし、おいしかった!!
・干貝柱塩あんかけ食べてね。みんなも
・干貝柱塩あんかけ焼きそばがおいしかったよ
・お店では、かんたんにやきそばが出てくるけど、てまひまかかっていることがわかった。

2日目のふりかえり

 常呂町多目的研修センターにて、2日目の活動で感じたことやわかったことをふりかえりカードに記入しました。
さらに、特に皆に伝えたい一言をふりかえりカードの中から選び、エコマップカードの短冊に記入しました。

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エコマップ全体写真(たて2.25m×よこ3.6m)

 エコマップは北見市廃棄物処理場(クリーンライフセンター)に展示してあります。
エコマップは平成20年度~平成22年度に実施したこども環境ウォッチングの活動の様子や参加したこどもたちのメッセージを貼り付けています。
今年度作成したエコマップカードは右下の青枠内に貼り付けています。

こども環境ウォッチング事業とは・・・

 将来の北見を担う子どもたちに北見の自然や環境問題について様々な体験を通して学び、その様子や学んだことをポスター等にまとめて情報発信することで、環境保全意識の高揚を図ることを目的として実施しています。また、この事業は環境教育に関する3課(環境課・廃棄物対策課・クリーンライフセンター)のプロジェクト事業として実施しています。

お問い合わせ
廃棄物対策課
計画係
電話:0157-25-1153
ファクシミリ:0157-25-1215
E-Mail:haikitaisaku@city.kitami.lg.jp