こども環境ウォッチング2019 活動報告 

令和元年7月31日(水)~8月1日(木)の一泊二日で「こども環境ウォッチング2019」を開催し、北見市内の小学4年生~6年生までの児童12名が参加しました。
 今年度は、私たちの生活を支えている目に見えない小さな生き物について、施設見学や野外活動を通して学びました。

一日目

水をきれいにしてくれる小さな生き物たち

講師:北見市浄化センター職員

 北見市浄化センターの見学をとおして、私たちが生活するうえで日々排出している下水を分解している微生物の働きについて学びました。

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北見市浄化センターについて説明を受けている様子
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施設の説明を受ける様子
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顕微鏡で微生物を観察する様子

<参加者からのメッセージ(楽しかったことやみんなに伝えたいこと)>

・微生物は水の中の生き物なのに空気がいることがわかった。
・浄化センターで微生物観察をやって楽しかった。
・微生物が汚い水を食べることがびっくりだった。
・微生物たちが役に立っていることがわかった。
・あまりいいにおいではなかった。
・くさかったけどものすごく大事だと思った。これからは、油を捨てないようにします。
・きれいにした水を川にもどすのがおどろいた。微生物がよごれを食べているのがびっくりした。
・どんどんキレイになっていったこと。
・微生物できれいになるのが想像できなくて、見てみたらすごくきれいになっていてびっくりした。
・一度行ったことがあるけど、またもう一度行けて楽しかった。

森の土作りをしてくれる小さな生き物たち

講師:NPO法人常呂川自然学校 羽根石 晃彦 氏
協力:株式会社建設技術研究所 北海道支社 環境室 鈴木 荘司 氏 斉藤 久 氏 松原 正彦 氏

1日目は、常呂遺跡の森にて、葉っぱと腐葉土を採取し、腐葉土を土壌生物抽出器に入れて1日白熱ライトを当て、土壌生物を採取しました。

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腐葉土を採取する様子
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葉っぱを採取する様子
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講師の方のお話を聞く様子
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土壌生物抽出器を作成する様子

<参加者からのメッセージ(楽しかったことやみんなに伝えたいこと)>

・葉は放っておけば土になると思っていたけれど、土の中の生き物のおかげで作られていることがわかった。
・昨日とった、葉の中に虫がいて、それをマイクロスコープで虫を撮って、たくさんの虫を撮れて楽しかった!
・いろんな虫がいた。
・土の下に虫がいるのが、ビックリした!
・小さいのに土を作っているのがすごいと思った。とるのがすごくむずかしかった。
・見たこともない生き物に出会ったことが楽しかった。
・レースカーテンみたいな落ち葉をさがすのが楽しかった。たくさん虫がいておもしろかった。
・ほとんど小さい虫で見つけるのが難しかったけど、虫が好きだから楽しかった。

カキやホタテ、魚たちが育つわけ

講師:サロマ湖養殖漁業協同組合 常務理事 葛西 泰博 氏

 1日目は、サロマ湖養殖研究センターの職員から「カキやホタテ、魚たちが育つわけ」についてお話してもらいました。その後、ネイパルの前浜にてネットでプランクトンを採取し、デジタル顕微鏡を用いて観察しました。

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講話を聞く様子
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話を真面目に聞くこども達の様子
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プランクトンを採取する様子
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プランクトンを観察する様子

<参加者からのメッセージ(楽しかったことやみんなに伝えたいこと)>

・カキやホタテはきれいな自然が要ることがわかった。
・サロマ湖はみんながきれいに使っていることがあってうれしかった。
・プランクトンを食べて生活しているなんてびっくりした。
・サロマ湖がそんなに大きいなんて思いもしなかった。
・ホタテやカキは、プランクトン(動物・植物)を食べて大きくなっている。
・初めてわかったこともあったので、役立てようと思った。
・ホタテなどがどうやって成長するのかわからなくて、プランクトンを食べているといわれてびっくりした。

野外炊飯

みんなでカレーを作り、BBQを楽しみました。

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2日目

葉脈標本づくり

2日目には、1日目に土壌生物抽出機で抽出された土壌生物をデジタル顕微鏡で観察し、採取した葉っぱについては、歯ブラシを用いて葉脈標本づくりに挑戦し、森の土を作ったり、葉っぱを分解したりしている土壌生物の役割について学びました。

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一緒に土壌生物を探す様子
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抽出された土壌生物を観察する様子
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葉脈標本作りに挑戦する様子
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完成した葉脈標本

<参加者からのメッセージ(楽しかったことやみんなに伝えたいこと)>

・葉をブラシでたたいてレースカーテンを作ることが楽しかった。
・葉を水でぬらして歯ブラシでたたいて、虫が食べたようにするのは難しかったけど楽しかった。
・きれいに標本を作れて楽しかった!
・虫がレースカーテンを作っていると思うとすごいと思った。
・虫たちがレースカーテンみたいな葉をつくるまでの大変さがわかった。

水生生物観察

2日目は、ネイパル前浜にて、実際にプランクトンを食べて成長している生き物を観察し、水生生物にとってプランクトンが成長に欠かせないことを学びました。

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水生生物を観察する様子
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浜辺の水生生物を探す様子
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<参加者からのメッセージ(楽しかったことやみんなに伝えたいこと)>

・水生生物観察では、エビや魚、あさりがあって楽しかった。
・プランクトンはアリみたいだった。
・いろんなものを見れて楽しかった。
・海へ行って大きな貝や魚をとることができて、楽しかった。
・水生生物観察は自分の好きなことなので、一番楽しかった。

集合写真

こども環境ウォッチング事業とは・・・

将来の北見を担う子どもたちに北見の自然や環境問題について様々な体験を通して学び、その様子や学んだことをポスター等にまとめて情報発信することで、環境保全意識の高揚を図ることを目的として実施しています。また、この事業は環境教育に関する3課(環境課・廃棄物対策課・クリーンライフセンター)のプロジェクト事業として実施しています。

お問い合わせ
廃棄物対策課
計画係
電話:0157-25-1153
ファクシミリ:0157-25-1215
E-Mail:haikitaisaku@city.kitami.lg.jp