ヌプンケシ9号

北見市企画部(市史編さん担当) 〒090-8501 北見市北5条東2丁目 TEL0157-23-7111(代)


市史編さんニュース NO.9
タイトルヌプンケシ
平成13年10月1日発行

◎市民のご質問から

 

 前号に引き続き、市民の皆様からご質問のあった事項について報告します。
◇明治30年 298戸、明治31年 299戸、移住してきた屯田兵家族全体の人数は何人か?
 
(問)『北見市史』年表編に、明治30年「6.10 北見における第1回の屯田兵の移住が 行われた。第1中隊 100戸、第2中隊 99戸、第3中隊 99戸で男 366人、女 276人、 計 642人であった。(第2回移住は翌31年9月、第1中隊 100戸、第2中隊99戸、第3 中隊 100戸で、男 332人、女 274人、計 606人)とあるが、この各年度の人数は昭和25 年に発刊された『相内村史』にある相内に移住した第3中隊だけの人数と一致するので、 各年度の正確な人数を教えて頂きたい。 
 (答)ご指摘にある明治30年「第3中隊99戸で、男 366人、女 276人、計 642人」は『相 内村史』17ページの数字と一致し、明治31年「第3中隊 100戸で、男 332人、女 274人、 計 606人」も同史20ページの数字と一致するので、誤解を生みやすい表記ミスをしたと 思われます。単純に計算しても明治30年の移住人口と読める 642人を移住戸数 298戸で 割り返すと、1戸当たり2.154人にしかいないことになるのですから、この年表編にあ る人数を全移住戸数の人数と見なすことは到底できません。
 画像あくしゅをしているでは、何か参考になる資料はないか探してみました。大正15年に刊行された『野付牛町誌』51ページにある人口を見ますと、明治29年が 367人、明治30年が 1,960人、明治31年が 3,847人、明治32年 4,360人となっています。
明治30年 1,960人−明治29年 367人= 1,593人という単純計算もできますが、北光社移民団もいますので正確ではありません。同様に明治31年 3,847人−明治30年 1,960人 = 1,887人より下の数が明治31年に移住してきた屯田兵の人員数と見られますが、いず れにしても当時の人口登録が正確であればの話です。 
  『新端野町史』 378ページには「野付牛屯田各兵村に移住した戸口は明治30年が 298 戸 1,531人、翌31年が 299戸 1,323人、合計 597戸、 2,854人であった。」とあります が、これは各中隊ごとの人数を積み上げたものではなく、私の推察では、大正3年に発 行された『北海道屯田兵
制度』の復刻版 301ページの屯田兵延数を差し引きして算出し たものと思われます。そこに記載された野付牛屯田兵の延人数では、 明治30年が 1,531 人、31年が 2,854人、32年が 3,956人となっています。『新端野町史』にある31年の人 数は、延べ人数2,854人−明治30年 1,531人= 1,323人から出ていると思われます。し かし、奇妙なのは、移住のなかった32年に 3,956人−2,854人= 1,102人も屯田兵の人 員が増加していることです。子どもがいっぺんに生まれた、縁故を頼って知り合いの者が 「草鞋」をぬいだ(寄食した)と仮定しても、筆者には極端な増加に思われます。

 

明治30年 戸数
第2中隊(野付牛) 99戸 334人 273人 607人
第3中隊(相内) 99戸 353人 275人 628人
合計 198戸 687人 548人 1,235人
明治31年 戸数
第2中隊(野付牛) 99戸 378人 294人 672人
第3中隊(相内) 100戸 363人 299人 662人
合計 199戸 741人 593人 1,334人
総計 397戸 1,428人 1,141人 2,569人
 鈴木先生のこの数は綿密な調査によるものですが、それでも第3中隊の人員数は『相内村史』の数字とは一致していません。
 第1中隊(端野)の人数については、北網圏北見文化センターから今回移管になった鈴木先生の資料「屯田兵名簿」でも明治37年時点の大ざっぱな数字しかありませんでした。
年号 戸数
明治30年 100戸 350人+α 262人+α 612人+α
明治31年 100戸 376人 299人 675人
合計 200戸 726人+α 561人+α 1,287人+α
 結局、鈴木先生も根拠ある正確な数字が算出できなかったので、市史に移住した屯田兵の戸数は記しても、人数には言及しなかったのかも知れません。画像とり
 非常に不満が残りますが、現時点では1年毎に1中隊あたり600〜500人の人々が移住してきた、としかお答えできません。これも大きな研究課題です。

◎第2回委員会開催
 9月27日(木)午後1時30分から、庁舎別館1階入札室で、第2回の委員会を開催しました。主な内容はこれまでの市史編さんの経過報告と、既刊市史についての検討でした。
《中庭だより》画像おさらとフォークとナイフ
☆9月13日、またまた加藤利次様より展示用写真多数と図書の寄贈を頂きました。中でも展示用写真は台紙に貼ってありますので、すぐにも展示会ができそうです。機会があれば、お披露目したいと思っています。
☆9月17日、待望のパソコンが入りました。早速、鈴木三郎先生の資料リスト作成に使用しました。これで年表作り、スキャナーによる写真類のデジタル保存もできます。
☆9月19日、菅原剛様より、上常呂出張所を介して明治43年9月撮影「上常呂駅開通」のお写真を額付でご寄贈頂きました。ありがとうございました。
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