ヌプンケシ26号

北見市企画部(市史編さん担当) 〒090-8501 北見市北5条東2丁目 TEL0157-23-7111(代)


市史編さんニュース NO.26
タイトルヌプンケシ
平成14年6月15日発行

◎市民のご質問から
 広報北見6月号に、『きたみ現代史(仮称)』編集委員会発足など、市史編さんの進み具合を掲載したところ、市民の方から「『正確な史実』を市史として、とありますが、次の件についてお調べ頂ければ幸いです。」と3件問い合わせがありました。その内、資料がなく、担当としてお手上げだった次のものについて報告します。

画像鈴をつけたねこ

中央通りは、何故、途中(花月町)で曲がっているのか? 
(問)中央通りが北、途中で右に曲がっています。故河西貴一氏からなぜかを聞いたのですが、忘れてしまった。
(答)この事については資料がなく、当職も正確な回答ができません。
大正12年頃の地図 ただし、大正12年頃の地図を見ても、中央 通り(当時の停車場通)は北斗高校の上まで しかなく、それより上は裁判所(昭和4年設置)や住宅が張り付く中で整備されたと思われます。
 北網圏北見センター所蔵の発行年が不明な(推定では昭和10年末の)図面で考えますと、昭和7年に設定された「新墓地」角地への最短距離の道路として曲げて整備された、と現時点では推測しています。


 
 以上が、市民の方への回答ですが、読者の皆さん、特に若い方たちには「新墓地」と言っても何のことやら分からないことでしょうから、少々解説してみましょう。
昭和10年末の地図野付牛での最初の墓地は、屯田兵に給与されたもので、現在の青葉町、警察や合同庁舎が設置されている場所にありました。町民が増えるにつれて、この墓地だけでは対応仕切れず、花月町の、北中学校がある当たりに「新墓地」を設定したということです。後に、最初の墓地を「第一墓地」、花月町の方を「第二墓地」と言っていたようです。

 この第一墓地・第二墓地は、昭和35年(1960)10月、緑ケ丘霊園が開園したことにより、翌年廃止され、その跡地は今見るとおりの公共用地、宅地となりました。 画像カフェ 
◇停車場通り→観兵道路→中央通り 
 
『野付牛町誌』を見ると明治43年(1910)9月、駅を中心とした野付牛市街増設区画地割が実施されて以降、現在の中央通りを停車場通りと言っていたのが、「大正十年停車場通を一直線に東三号線(これは西3号線の間違い−引用者)迄開鑿す。此延長十五町五十五間にして之れを観兵道路と称し将来仁頃道路に接続せんとす。」とあるように、大正10年(1921)には観兵道路といったようです。『北見市史』年表編では、同年10月、旭川に司令部のあった第7師団機動演習が北見地方であり、「野付牛で市街戦を想定、兵士 7,300余民泊、演習終了の20日観兵式を行う。」とあり、観兵式以前に道路を開削したのでしょう。
 さて、ここで注目したいのは、「一直線に西3号線まで」開削したという点です。この文章からいけば、中央通りは当初一直線で、曲がっていなかったことになります。
 下段に示した写真は、遠田恭行編著『ふるさとの思い出 写真集 明治/大正/昭和 北 見』に載っている昭和3年(1928)5月時点の観兵道路の様子です。野付牛中学校と、その反対側に農家が1〜2軒あるほかは、何も見当たりません。まさに一直線であったようにみえます。

写真 曲がったのは、やはり、「新墓地」の影響だったのでしょうか。昭和7年以前の西3号線と観兵道路(中央通り)の関係を示す地図が出てくると、この考えの正否が分かるのですが・・・。どなたか、資料がありましたら、お知らせください。(ちなみに、河西氏が何を言っていたのか、先日、電話で質問を寄せられた方にお聞きしたところ、「中央通りを曲げて失敗した。」といった事しか覚えていないそうです。かえって謎が増えました。)
 では、現在の「中央通り」と呼ばれるようになったのはいつからか、という疑問も出てきます。これも推測ですが、戦後になって軍国主義的なものを追放する動きの中で、改称されたものと思われます。今後も注意して、整理していきたいと考えています。

 《中庭だより》 
☆5月28日、桜町にお住まいの小山正信様から北見市に、伊谷半次郎市長が揮毫した掛軸の寄贈がありました。この掛軸は、昭和26年8月、物資配給の基礎である農産物供出の割当に尽力していた農業調整委員会が解散する際に、委員長であった伊谷市長が、その功績をたたえて委員30名一人ひとりに感謝状・記念品とあわせて贈呈されたもので、当時を知る上での貴重な画像かさ資料として、市史編さん事務室で保管することにしました。

 

 
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