ヌプンケシ5号

北見市企画部(市史編さん担当) 〒090-8501 北見市北5条東2丁目 TEL0157-23-7111(代)


市史編さんニュース NO.5
タイトルヌプンケシ
平成13年8月1日発行

 先日、北光中学校の生徒さんから質問があった「街並の移り変わり」について、3回に分けてレポートしておきたいと思います。
        画像北見市史 
◎北見の街並(1)
 下記、明治34年(1901)頃の野付牛村の概略図を見てまず気付くのは、河川の流れが入り組んで、屯田兵の第四大隊本部が置かれた「オンネメーム」の地名のとおり大きな沼があり、現在の中心商店街あたりは湿地帯だったことです。当時は、技術的に米作は確立せず、農業は畑作が中心でしたから、当初、屯田兵では「新開地の開墾を第一にし、且つ造田に要する経費のために、生計が乏しいのに更に負担をかけることは開墾に支障を来たすという観点から当分造田、米作を禁じていた」ので湿地帯は見向きもされませんでした。
 野付牛には第4大隊第2中隊が置かれ、現在の春光町に兵村1区34戸、現在の南仲町・泉町に兵村2区34戸、屯田東・西町に兵村3区65戸、三輪地区に兵村4区65戸がそれぞれ配置されていました。
◇明治時代、街の中心地は仁頃通り?!画像昼寝ねこ
現在の街並からは想像できないかもしれませんが、街の中心は、現在の仁頃通りから東の方、網走に抜ける「中央道路」(現国道39号線)に面した、現在のロイヤルホテルや古いお寺のあるあたりにあったのです。

明治34年の北見

 現在の大通東4丁目から東9丁目付近にあった、この市街地は、屯田兵団が兵村内の売店地区として百戸分の区画設定をして貸付したもので、明治30年秋、武藤半兵衛が酒類の醸造業をはじめ、村の発展にあわせて旅館や飲食店も次々と開店されるようになりました。(黒部ホテルの前身、黒部旅館も鉄道開通前はこの地区にありました。)大谷派説教所がおかれ、戸長役場や郵便局が移設されるなど、行政の中心にもなりました。
 苦労の結果、ハッカなど商品作物が定着し、農家に金が回るようになると、仁頃通りには通称、白首屋(ごけや)という酌婦をかかえた店も増え、「浮世小路」という盛り場を形成しました。あわせて、有楽座という芝居小屋や、神田館(映画館)もできました。
 しかし、その後、明治43年(1910)の鉄道開通によって、街の中心は徐々に駅前に移ってい
きました。(次号に続く)                 画像あおいうみに浮かぶやしの木


市史編さん業務本格化へ
 6月議会に提案されました「北見市史編さん委員会設置条例」とその予算が議会のご承認を頂くことができ、やっと市史編さん業務も本格的に動きだします。
 本会議、総務教育常任委員会で、議員の方々から「貴重な資料の収集・保存体制整備」や「市史編さんの職員体制のあり方」、「時代と共に栄え、消えていった産業」・「商品作物の変遷」等個別史の充実など、あたたかく積極的なご質問・ご提言を頂き、担当としてご期待におこたえしなくては、と思いを新たにいたしました。
 8月中に市史編さん委員会を立ち上げ、これまでの市史を総括の上、今後の編さん計画について十分ご検討願う予定でおります。
 また、9月から現在ソーラーカー事務局の入っている中庭1階の部屋が市史編さんのために確保されることに決まり、これで保管場所を心配せずに資料を収集できます。
 今これらの準備を進めているところです。                  画像つうしんぼをみるおとこのこ  

 《窓際だより》
☆7月4日、屯田兵の研究をしている久保大心様より、『屯田兵員及家族教令』など貴重な資料を貸して頂き、早速、複製いたしました。久保様には、まだまだ貴重な資料をお持ちのようなので、今後ともよろしくお願いします。
☆元端野町長中沢広様(1902〜1989)が端野町開基70年を記念して執筆された『開拓夜話』(昭和41年12月発行)を、娘さんである中沢菊枝様のお許しを得て、7月23日30部複製させて頂きました。この本は、中央道路開削にかかる囚人労働の悲劇を今に伝える「鎖塚」を最初に記したものであり、文学的にも価値ある著作であります。広く読んで頂くために、市立図書館にも5部納本しましたので、興味ある方は図書館でお借りください。
☆7月23日、加藤写真館社長加藤利次氏を介して、屯田兵人形で有名な信善光寺の資料をみせて頂きました。その中に、昭和9年発行の北見教育會編『北見地理讀本』がありましたので、コピーを取らせて頂きました。内容は北見国、つまり網走支庁管内の地理を紹介したものでした。これも、いずれ複製したいと思います。
 このほか、加藤様から『ピアソン夫妻』はじめ、北海道・北見関係図書35冊の寄贈がありました。 重ねがさね、ありがとうございました。
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