ヌプンケシ7号

北見市企画部(市史編さん担当) 〒090-8501 北見市北5条東2丁目 TEL0157-23-7111(代)


市史編さんニュース NO.7
タイトルヌプンケシ
平成13年9月1日発行

◎北見の街並(3)

画像ぶたと家

 急に時代が飛びますが、下に現在の市内地図を提示しました。(黒塗りは大型店です。)
 昭和17年(1942)市制施行以来、北見市の人口は戦時中停滞したのを除き、順調にのびていき、現在は11万余を数えるようになりました。この背景には、敗戦後の物資不足の中での夜店通り(現・サンロードギンザ)の活況、また昭和29年(1954)の洞爺丸台風以後の大雪山系の風倒木処理による林業景気の波及効果など経済活動の活発化、昭和31年(1956)相内村合併、昭和32年芝浦精糖工場操業開始、昭和35年(1960)北見工業短期大学開学(昭和41年国立北見工業大学に昇格)、都市計画にそった道路整備、小泉団地の造成、下水道の普及など都市基盤の整備も進められました。駅前の中心市街地も、1960年代まではこうした当市の動きに平行して発展を続けていました。
 しかし、昭和38年(1963)女満別空港が整備されて以降、札幌など道央や東京など道外への移動に航空機を利用することは経済の進展と共に普通になり、加えて自家用車の普及で、総体的に鉄道利用は減少し、駅の乗降客も減り、駅前の価値も減っていきました。
 1960年代には娯楽の中心であった映画館も中心街に4〜5館がありましたが、テレビとビデオの普及と共に、昭和44年(1969)北見東宝劇場が閉館、歴史ある友楽座も昭和50年

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(1975)に閉館と廃業が続き、そして北見サティのワーナー マイカル シネマ営業の影響もあって今年2月25日で閉館した北見中央劇場を最後に、中心街から映画館は消えてしまいました。また、この十年あまり、パチンコ店も中心街を離れ、広い駐車場を確保できる郊外に開店するようになり、食料品店もコンビニチェーンの傘下に組み込まれていきました。 昭和44年(1969)昔は山奥であった高栄地区にも団地造成が開始され、昭和52年(1977)に北海学園北見大学が開学されると田園であった北光地区も住宅街になっていきました。
 こうした変化の要因は、市民の多くの交通手段が汽車やバスではなく、自家用車になり、市民の行動範囲が広がり、日常生活の行動パターンが変わったことが考えられます。
 加えて、バブル期に地価が高騰し、市内中心部の店舗を改装、今までの住宅を貸事務所にして、商店の家族は郊外に家を建てて住む、職住分離が進み、いわゆる中心部人口が減少するドーナツ化現象がおきました。中心部から人口が減るに連れて、魚屋・食料品店・風呂屋など日常生活に関連した店も消えていきました。昭和57年(1982)、きたみ東急デパートが開業、駅前再開発も進められたものの流れはかえられませんでした。
街並も国道39号線にそって旭川方面へのびていき、郊外型の大型店・量販店の進出が続きました。昭和60年(1985)、イトーヨーカドー北見店オープン。反対に昭和61年、駅前の老舗まるいいとう百貨店が廃業。平成4年(1992)、メッセ開業。平成7年(1995)、東武端野店オープン。そして平成12年(2000)9月、北見サティが開業しました。
 北見サティが資本をかけて、広い駐車場とシネマ・コンプレックス(複合型映画館)で集客しているのを見て、大正時代以降の中心街が映画館など娯楽施設を中心に集客してきた歴史を、人工的な「街」を一つ作って完全に奪い取られた、と筆者は思いました。
 現在、中心街を歩くとシャッターのおりた空店舗と駐車場・空地が目につきますが、残る病院など集客施設を活かす工夫と、別の集客方法(釧路の和商市場のような安価な魚介類・食料品の連合店の開設や、集客率の高い図書館など公共施設の配置)を考えると共に、中心街に活気を呼び戻すために基本的には人が住む方策を考えるべきだと思います。
 たとえば、病院に高齢者が通院生活できる住宅配置を考えても良いかも知れません。(終)


市史編さん委員委嘱と第1回委員会開催
 8月23日(木)午後1時30分より第1会議室にて、市長から委員10名に委嘱状が交付された後、第1回委員会を開催、委員長・副委員長が下記のとおり互選されました。
 委員長=清水昭典氏、副委員長=水津仁郎氏、委員=滝谷幸二氏・小林正氏・高橋幸三氏・菅原政雄氏・吉田邦子さん・伊東定子さん・伊藤公平氏・渡辺主税氏任期は平成15年8月22日までの2年間です。よろしくお願いします。    画像女の子
《中庭だより》画像飲みごろビール
☆市史編さん委員会が発足し、具体的な計画について審議頂く段階になり、少し前進した思いです。編さん事務室も庶務課の皆さんの協力で、9月3日の正式オープンに向け準備が進んでいます。中庭に来る機会があったら、お気軽にお立ち寄りください。
☆8月17日、伊藤公平様より、資料多数を寄贈頂きました。また、8月23日、吉田邦子 様より、『創立100周年記念/北見教会史年表/1900〜2000年』を寄贈頂きました。
同日、加藤利次様より新聞の切抜きを頂きました。紙面を借りて、お礼申しあげます。
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