ヌプンケシ13号

北見市企画部(市史編さん担当) 〒090-8501 北見市北5条東2丁目 TEL0157-23-7111(代)


市史編さんニュース NO.13
タイトルヌプンケシ
平成13年12月1日発行

◎第4回市史編さん委員会開催
 第4回市史編さん委員会を、11月22日(木)午後1時30分から午後3時にわたり、庁舎別館1階入札室で、委員全員10名のご出席を頂き、開催いたしました。この委員会では、前回市史の編集委員であった清水委員長・菅原委員より『前回の市史編纂をかえりみて』と題して、ご提言がありました。以下は、その要約です。
画像雪の降るまち
☆清水委員長のご提言 
 先の市史上・下巻は、専ら鈴木三郎氏が目次を作成し、自然環境編と歴史編に大別されますが、ここでは歴史編について申しあげてみたいと思います。 
 その歴史編の大項目は次の通りです。
 原始・古代/幕藩体制下の北見地方/開発の端緒/北光社設立と推移/屯田兵村の形成と開拓(以上、上巻)、周辺部落開拓の進展/町勢の発展/市制移行と市街地の充実/戦時下統制/戦後の変貌/都市化の推進(以上、下巻)
 上巻では、「開発の端緒」はじめ水準の高い内容が掲載されましたが、北光社長、坂本直寛に関する小池喜孝、小池創造両氏の著述には重複が多く、市史とは直接係わりのない叙述があり、執筆者を一人にしぼり、内容を詰めるべきでした。
 次に下巻についてですが、北見という都市を人文地理的、社会学的に精密に捉えるあまり、叙述が平板で静態的であったと言わざるえません。そして時代的にも、昭和以後、とくに第2次大戦以後の叙述が手薄になってしまった。更に平板な人文地理的手法では、戦時中の統制と戦後がバラバラに切り離され、つながりに乏しい。
 その点で、大戦から戦後の変革をダイナミックに取り上げ、何が変わり、何が変わらず、何が問題か明らかにする発想が必要です。以下、思いつく事項をあげてみます。
 1.地方政治や地方行政の変革/2.地方経済の極端な統制、闇経済、自由化経済、国 際経済への変革/3.弾圧と労働運動の台頭/4.農村社会、たとえば統制的産業組合と 農民運動の台頭、農民意識の大きな変化、戦後開拓者/5.戦時軍国主義教育と民主主 義教育、近年における学校教育の荒廃、大衆社会化による社会教育の発展、児童・生徒 の生き生きとした学校生活/6.団塊の世代、高齢化、少子化下の世相における色々な 生活と福祉生活/7.女性の地位の大きな変化の実態/8.商工業、交通、通信情報の 大規模化とこれに取残されている人々の実態/9.人々の遊び、喜び、悲しみ、お年寄 りの人生回顧など生きた風俗生活等々前回の反省に立って、市史は読みやすく、目次も政治行政、経済、社会、教育などを縦軸として各章別に分け、それぞれの歴史的うねりを各個別に述べるべきと存じます。

☆菅原委員『前回の市史執筆の経験から今後の市史編さんへ向けての提言』 

前回の市史編さんにおける、全体構成の問題、重要部分の欠落や誤り等については、(健康上の理由で)いま正確に確認できない状況にあるので、前回をかえりみるというよりは、前回の経験を通して、今後の問題を提起しておきたい。
現在活動している市史編さん事務室と市史編さん委員会は、いずれも『市史』刊行を支える裏方であって、現在未定の執筆者(研究者)こそが主役である。
編さん事務室は、執筆者のために史料収集、整備をすすめるべきであり、編さん委員会は全体計画に目配りしつつ、執筆者を生かす方向で審議をすすめるべきである。
以上をふまえ、編さん委員の立場から、日ごろ考えていることを、以下三点に整理して提起しておきたい。
提言1  市史の執筆者(研究者)となるべき人材の発見、育成が必要である。
 これは急ぐべきであり、また慎重を期すべきであるが、実績の有無や、郷土史研究者といわれる人々にこだわる必要はないのではないか。幅広く人材を求め、育てるべきではないか。
提言2  前市史刊行後の史料収集空白のツケは大きい。
 市史編さん事務室(名称はともかく)は市史刊行等の事業終了後も廃止すべきでなく、室と専任者を置いて、史料の収集、研究、整理保存にあたるべきである。
提言3  編さん事務室、あるいは編さん委員会として研究誌を発行してはどうか。 
 史料の研究、その蓄積という点で有益であるばかりでなく、研究者(市史執筆者)の発見、育成の上でも有益であろうと思う。

画像まほうの王子とお星さま

 両氏のご提言は、前回の体験を基にした示唆に富むもので、今後の市史編さん計画の参考
となるものでした。

 《中庭だより》 画像本をまくらにお昼寝中
☆10月29日着で、江別市総務部市史編さん担当より『えべつの歴史』第3・5・6号の3冊。11月12日着で、旭川総務部市史編集課から市史編集機関誌『旭川研究〈昔と今〉』創刊号から18号まで、バックナンバー18冊の寄贈を頂きました。いずれもしっかりした装丁と内容で、編集方針を明確に示しています。江別市、旭川市の職員の方々にあらためて感謝すると共に、今後ともご指導のほどお願いいたします。
☆12号の記事が作成後の、11月12日、オホーツク歴史の会(会長内藤憲一様)より『オホーツクの戦争史』1冊ご寄贈頂きました。ありがとうございました。
☆11月15日、札幌のNHKから、「昭和12〜15年頃の中央小、西小の木銃を担いで行進しているプリントフィルムが出てきたが、原盤の所有者を知らないか」との問い合わせがありましたが、筆者は阿部写真館(今はなき)くらいしか心当たりがありませんでした。それにしても、私たちの知らないところに当市の史料が眠っているのですね。
☆11月16日、前号12号を見て、久保大心氏から「戦死について公的な記録がないように書いてあったが、昭和2年2月発行の『相内村誌』には日露戦争の『忠死者』が、昭和25年3月発行の『相内村史』には第2次大戦で戦死した人の名前が書かれてあるぞ」とご指摘を頂き、ありがとうございました。詳細は次号ででもふれたいと思います。

 

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