ヌプンケシ17号

北見市企画部(市史編さん担当) 〒090-8501 北見市北5条東2丁目 TEL0157-23-7111(代)


市史編さんニュース NO.17

タイトルヌプンケシ
平成14年2月1日発行

◎第6回市史編さん委員会開催画像茶色のねこ
  1月17日(木)午後1時30分〜2時55分、庁舎別館1階入札室にて、第6回市史編さん委員会が、委員10名全員出席で開催され、前回に引き続き「市史編さん基本計画(案)」を議題にご審議頂きました。
 まず、市史編さん事務室より、前回整理されていなかった「事業の目的」を次の様な文言にしたい旨の提案がありました。「市史編さん事業の目的は、先人たちが英知を集めて、この地域を営々と築きあげて経験から、北見市民一人ひとりが学び、現在を創意と知恵で開き、共により良い未来の街づくりを進める指針となることを願って、市民の手で正確な史実を市史としてまとめることであります。/この目的実現のために、以下の方針にそって市史編さん事業が具体的に実施される事を望みます。」
 参考として、市史編さん委員会発足以前の、昨年6月段階に行政側内部で原々案として検討されていた事業計画(案)の提示もなされました。
 続いて、1月8日、高橋委員より事務室に提出のあった「北見市史編纂基本方針」(案)について検討がなされました。高橋委員の方針(案)は、平成18年『新北見市史』発刊を主眼において、「はじめに〜市史編纂の経緯にかえて〜」、「第1 市史発刊のねらい」、「第2編纂の方針」、「第3 環境の整備」という構成になっています。
 委員の中からは、これまでの市史編さんの経験から、膨大な史料の収集と執筆を考えると、時間がなく、平成18年までに市史をまとめることができるのか、といった率直な感想もだされました。 また、担当主幹からは、平成18年までに全面改定の『新北見市史』発刊は物理的に困難で、まとめられる中身によって『続北見市史』、もしくは『北見市史 追補編』か、『きたみ現代史』と表題するのが妥当との意見も出されました。
 協議の結果、3月には市長へ基本計画の答申をする方向で、事務室案をベースとしながら、高橋委員案、原々案も参酌して、基本計画としてより平易な文言に整理し、次回委員会で検討を加えることといたしました。
 その後、水津副委員長から「今後の委員会の進め方について」のご提言を頂きました。提言要旨は、次回で略成案をつくり基本計画の答申をする。欠落部分等については、委員長権限で必要と思われる点を集約して、編集委員会に伝える。基本計画答申で市史編さん委員会の任務完了ではなく、編集委員会をバックアップする仕事がある、とのことでした。 
 また、事務室がとりまとめた「これまでの市史における欠落部分」を今後の編集委員会のへ参考意見として、一覧表にして提示し、承認を受けました。
 次回第7回委員会を、2月21日(木)13時30分に開催することを全員で確認し、会場については後日連絡することとし、以上で散会しました。画像ねこ家族

画像くろぶちねこ『くさり』第5号について画像ねこ
 市史編さん委員である滝谷幸二氏が当ニュース第15号に掲載した「道立図書館のプランゲ文庫」のリストを見られ、参考にということで1月17日の委員会開催前に、所有する国鉄労組北見支部青年婦人部機関誌『くさり』第5号を市史編さん事務室に持参してくださいました。滝谷委員は、青年時代、国労の活動家でもありました
国鉄機関誌くさり表紙 現物は、半紙に青インクで謄写印刷されたもので、二つ折りされ袋綴じされていました。非常に薄いのですが、西洋紙と違い、まだ紙質もしっかりしていて、十分読める史料でした。ただし、残念だったのは13ページ目が欠落しており、いつ発行されたか、確定できないことでした。滝谷委員が青年時代に書いた「北鉄労組青年部復興歌」の作成日付が昭和21年8月とありますので、それ以降の、また表紙が雪だるまですので、冬季とみられます。
全体に戦後間もない、GHQに後押しされた労働運動隆盛期の明るさがあります。
 内容は、「青年部を軽視するな」、「婦人解放は誰がやるか」といった組合運動の啓発記事から、青年男女の友情と恋愛を論じた「便り」、「復員の日を偲びて」といった敗戦後の生活が感じられる短歌や詩、支部推進班長の自己紹介と役員プロフィール紹介といったところです。この史料は、滝谷委員の許可を得て、B5判に複製し、市立図書館に提供しましたので、興味のある方は、実際に手に取ってみてください。
 これまでの市史では、この頃の労働運動についてはほとんどふれられていません。
 筆者の記憶では、精々、昭和2年から昭和24年まで国鉄北見静心寮で「おばば」と慕われた賄婦、菊地トメさんの一代記である『北見のおばば』(著者 松田銕也)に、当時の労使の遣り取りが小説として記録されているくらいです。
 毎年1月に白言忌(本年は1月27日)が開催されますが、これは平成7年に逝去された、北見文化連盟会長であった林白言氏を偲ぶ集まりです。この林白言氏は、戦後、北見から国労の中央執行委員として選出され、情報宣伝部長として下山国鉄総裁とも接触し、昭和24年7月の下山事件など、国鉄を巡る大事件に立ち会い、はてはレッドパージで国鉄から追放されてしまいます。この波乱に富んだ体験は、北海道新聞の『朝の食卓』で紹介され、後にエッセー集『じゃがいもの花』(昭和51年刊)、『こぶしの花』(昭和56年刊)にまとめられています。その他、『北見文学』や『文芸北見』にも断片的に当時のことが記録されています。
 今後の市史では、労働運動についても具体的に取りまとめる必要があります。

 《中庭だより》画像こねこ
☆1月17日、道立図書館北方資料室より、先に依頼したプランゲ文庫北見分の資料複写は、機械の関係で少し時間がほしいとの連絡があり、そこに滝谷委員が現物資料を持参されたので、偶然でも何か不思議な感じがしました。「果報は寝てまて」ですかね。
☆色々な問合わせがくるのですが、若い人の歴史知識の無さに驚くことがあります。これも受験勉強ばかりで、一般教養を身につけることが出来なかったせいでしょうか?画像ねこ

 

よくある質問のページへ

教育・文化

教育委員会

スポーツ

青少年

生涯学習

学校教育

文化施設

姉妹友好都市・国際交流

歴史・風土

講座・催し

図書館