ヌプンケシ45号

北見市企画部(市史編さん担当) 〒090-8501 北見市北5条東2丁目 TEL0157-25-1039

市史編さんニュース NO.45
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平成15年4月1日発行

◎北見の芝居ことはじめ(8)
◇ポテトカンパニー

45-poteto 劇団『河童』だけが北見の劇団だったわけではありません。一回公演だけで消えていった劇団もありましたし、何年か活動しながら定着しなかった演劇集団もありました。
 昭和55年(1980)1月、勤労青少年ホームを稽古場に発足したのが演劇集団『ポテトカンパニー』でした。
 初代代表、江口満氏は河童の団員だったのですが、もっと若者が中心の演劇活動をしたいということで、山本ノリ(紀昭)、大栄カズ(大栄一裕)、坂下詩子、北野汐(吉田文絵)、小原一晃、木下厚治、伊藤逸郎、糠塚たかし、宮内認、伊東都鶴子、森本典子、高橋桂子さん達と語らい、同年8月15日、反戦を主題とした木谷茂生・作『太鼓』を旗揚げ公演しています。9月14日には、美幌町民会館で開催された第5回オホーツク演劇祭に同作品を持って特別出演しました。この演劇集団の特徴は、平均年齢21歳でという若さであり、「演出・ポテトカンパニー」とあるように集団討議しながら創造活動をしていこうという姿勢にありました。
 代表が大栄一裕氏にかわり、昭和56年7月18日、経済センターで「水子」を取り上げた岩下容子・作『闇夜のファンタジー』を公演しました。スタッフには演出の伊藤逸郎をはじめ、木下厚治、高橋浩和、菊池慶子、掃部桂子、糠塚光枝、糠塚たかし、宮内認、青木敏夫、坂下詩子氏らがおり、キャストとして近間さゆり、南山翔子、江口みつる、大栄カズ、かもんよしこ、北川修二、菊池慶子、小原一晃、山本ノリ、伊東都鶴子、吉田文絵氏らが出演しました。
 昭和57年5月23日には、つかこうへい・作『飛龍伝』を北見市農業会館で公演しました。演出はポテトカンパニーで、スタッフは大栄一裕、菊池慶子、松岡郁子、宮内認氏らがおり、役者は昼が北川修二・山本ノリ・かもんよしこさん、夜が松尾一三、山本ノリ、近間さゆりさんのダブルキャストになっていました。
 1年休んで、昭和59年7月16日、きたみ東急百貨店6階の東急109を会場に、受験競争に伴う家庭内暴力を取り上げた別役実・作『木に花咲く』を公演しました。演出は山本紀昭氏で、スタッフには近藤悟史、伊藤逸郎、信山幹也、吉田文絵、森本智子、菊池慶子氏らが、役者には坂下詩子、吉崎一法、江口みつる、横井文枝、菊地文江、山本ノリ、近藤悟史氏らがおりました。
 しかし、団員の結婚や、有力メンバーの転出などで、この公演を最後に演劇集団『ポテトカンパニー』は事実上解散してしまいました。
◇劇団動物園
 現在劇団員は中村聡氏、松本大悟氏、佐藤菜美さんの3名ですが、小劇場公演で根強いファンがいる活躍中の劇団に『動物園』があります。
 この劇団は最初、勤労青少年ホームを活動の場として、「高校演劇では舞台化できない作品を、自分たちなりに試みたい」と北見緑陵、北見柏陽高校の演劇部員と一部OBが中心になり、清野正巳氏を代表に『演劇集団動物園』として昭和63年(1988)7月25日、20数名の大所帯で結成されました。同年11月、ホームの青年祭で、演出・溝手孝司氏で在間ジロ・作『悪魔のいるクリスマス』を試演、12月17日、東急109を会場に同作品で旗揚げ公演をしています。
 役者は清野正巳、白土まゆ子、松本大悟、中川ゆう子さんらで、スタッフは舞台監督・御厨賢
一、照明・荒木弘一、音響・竹中和也、装置・阿部浩二氏らでした。
 第2回公演は、翌年(1989)11月25日、市民会館小ホールで、つかこうへい・作『熱海殺人事件』を昆治彦氏の演出で公演しました。役者は昆治彦、松本大吾、中村聡、仲美由紀、白土まゆ子さんらで、音響・竹中和也、照明・阿部浩二・演奏 古谷徹 北見交響吹奏楽団ホーンセクション、会場・佐藤真記、武田健志氏らでした。
 平成2年(1990)1月、代表が清野正巳氏から中村聡氏に交代、5月27日に、市民会館小ホールで、大橋泰彦・作『はるまげどん』を松本大悟氏の演出で公演しています。そしてオリジナル作品が出来ず1年休止後、平成4年(1992)5月24日、LIVE HOUSE「夕焼けまつり」にて演出・中村聡で、別役実・作『魔女ものがたり その2/寝られます』を公演、以後「夕焼けまつり」が『動物園』の常打ち会場になりました。
 平成5年(1993)5月、相内町の中村氏宅の2階を練習場にし、6月10日団体名を『演劇集団動物園/撥条(ばね)屋演劇会』と改め、竹内銃一郎・作『東京物語』を松本氏の演出で公演しています。以後の作品は、松本氏が専門に演出しています。この頃には団員も5人になりましたが、翌年4月24日には第1回帯広公演も実施、高い評価を得て、創造面で一歩踏み出した作品となったそうです。帯広の劇団演研との交流は、『動物園』が小劇場運動を目指す大きな確信を与えたようです。
 平成7年(1995)2月19日、竹内銃一郎・作『あたまやま心中—散ル散ル満チル—』。同年10月29日、上田ひろこ・作『夏休みの友—夏の終わりの日本脳炎—』を公演。
 平成8年(1996)6月23日、市堂令・作『物語威風堂堂』を公演。同年、同作品を持って第2回帯広公演、好評を博しています。
 平成9年(1997)8月10日、鈴江敏郎・作『ともだちが来た』を公演。
 創立10周年に当たる平成10年(1998)6月7日、出演が佐藤菜美、白土まゆ子、広島京さんら、女三人の高橋いさを・作『グリーンルーム』を公演。平成11年(1998)11月1日、竹内銃一郎・作『今は昔、栄養映画館』公演。

45-kouen 平成12年(2000)11月5日、2年の期間を置いて、門肇・作『こころゆくまで。』を公演。中村、松本両氏の二人芝居が評判になりました。翌平成13年9月29・30日に、帯広LIVE HALLメガ・ストーンで開催された「第1回道東小劇場演劇祭」に同作品を持って参加。釧路の北芸、帯広の演研と競演。(左の写真は『こころゆくまで。』の練習風景です。)
 平成13年(2001)10月22日、団体名を現在の『劇団動物園』に改め、平成14年2月9〜11日、札幌、コンカリーニョで北海道舞台塾主催の「遊戯祭02」に参加。『こころゆくまで。』を上演しています。同年10月13日、竹内銃一郎・作『東京大仏心中』を公演。同作品をもって、11月2・3日、帯広LIVE HALLメガ・ストーンで開催された、道東小劇場ネットワーク演劇祭実行委員会主催の「第2回道東小劇場演劇祭」に参加しています。
 『劇団動物園』も本年で劇団結成15周年、「第3回道東小劇場演劇祭」釧路公演、東京公演が予定されるなど、ますますの活躍が期待されます。

44-hana (今回で、「北見の芝居ことはじめ」は一応完結とします。調べれば調べるほど、深みにはまる感じでした。まだまだ、知らないことばかりです。今後も、ご協力お願いします。)

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