焼却施設

焼却施設について

燃やすごみ、可燃粗大ごみ、およびリサイクルプラザで選別された可燃性のごみを、3基の焼却炉で24時間連続焼却します。

環境対策について

ダイオキシン類は、ごみを焼却する過程で発生します。低い温度で燃やしたときや、火力が安定しない状態で燃やしたときに発生しやすいと言われています。

このごみ処理施設では、24時間連続運転で850~950℃の安定した火力で燃やすことにより、ダイオキシン類の発生を減らします。

さらに、焼却炉から出る排ガスは、ろ過式の集じん器と触媒反応塔を通して、ダイオキシン類などを国の基準以下になるよう処理します。

省エネルギー対策について

焼却炉から発生した熱で蒸気をつくり、「タービン発電機」、「熱交換器」、「吸収式冷凍機」に送って、それぞれ電気、温水、冷水をつくります。

これを施設の電力、冷暖房、給湯などに利用しています。

ごみ処理の過程について

1.ごみの受け入れ
ごみ収集車は「計量棟」で、ごみの重さをはかり、ごみ処理施設に進みます。
ごみ処理施設内に進んだごみ収集車は、ごみを貯めておく「ごみピット」にごみを投入します。
可燃粗大ごみなどは「粗破砕装置」で砕いた後「ごみピット」に送ります。また、リサイクルプラザで選別された可燃性ごみも「ごみピット」に送られます。
「ごみピット」に投入されたごみは、ピット上部に設置された「天井走行クレーン」でつかみとり、焼却炉へ送られます。

2.ごみの焼却
焼却炉は「流動床式焼却炉」を採用し、発熱量の高いごみから低いごみまで安定して燃やすことができます。
焼却炉内の温度は850℃以上になっておりダイオキシン類の発生を抑制します。
ガレキ類などの不燃物は焼却炉の底から排出され、埋め立てられます。

3.余熱利用
焼却炉上部に設置されている「廃熱ボイラ」では、ごみを燃やすことによって発生した熱を利用して蒸気を作ります。
発生した蒸気は「タービン発電機」、「熱交換器」、「吸収式冷凍機」に送り、それぞれ電気、温水、冷水が作られ、施設内の電力、冷暖房、給湯、ロードヒーティングに利用されています。

4.排ガスの処理
焼却炉で850℃以上に熱せられた排ガスは「減温装置」により160℃程度に下げられ、ダイオキシン類が再生成するのを防ぎます。
次に活性炭と消石灰を吹き付け、ダイオキシン類、塩化水素、硫黄酸化物などを吸着させます。
活性炭、消石灰は「バグフィルタ(ろ過式集じん器)」内のフィルタによって捕集されます。
また、吸着しなかったダイオキシン類などは「触媒反応塔」で分解されます。

お問い合わせ
クリーンライフセンター
北見市廃棄物処理場
北見市大和298番地12
TEL:0157−67−7070
E-mail:cleanlife@city.kitami.lg.jp