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最近、家庭や事業所に設置された灯油タンクの配管・ゴムホースの劣化を原因とした灯油流出事故や、交通事故によるエンジンオイルなどの油流出事故が発生しています。このような油流出事故が発生すると、火災の原因となるだけでなく、河川や土壌の汚染など、様々な影響を与える恐れがあります。特に下水道に流れた油類は、河川環境や下水処理施設に悪影響を及ぼすほか、土壌に油類が浸透すると、地下水を飲み水として使用している一般家庭に健康被害を及ぼす危険があります。市民の皆様には、使用中のホームタンクや配管などの点検を給油業者に依頼するなど、油流出事故が起きないよう日頃からご留意願います。
灯油流出事故を防止するために、日頃から灯油タンクを確認しましょう。
油流出事故による汚染は時間の経過と共に拡大します。 発見した場合は放置せずに速やかに汚染拡大を防止すると共に、消防(119番)または下記問い合わせ先まで連絡をお願いします。
なお、灯油などの油は自然には分解されにくいため、油が染み込んだ土壌は撤去や入れ替え作業が必要となります。また、油が汚水管や雨水管へ流れた場合、下水道のつまりや河川の汚染につながる可能性があるため、管や桝の清掃が必要となり、これらの作業にかかる費用は原因者の負担となります。
道路には雨水を流すための雨水桝が設置されています。灯油やエンジンオイルなどの油類がこの雨水桝に流入した場合、雨水管を通って河川へ油類が流入し、河川水質や水生生物の生息などの環境に様々な悪影響を与える危険があります。このような環境汚染の拡大を防止するため、油類を除去するための清掃作業などが必要となり、発生した費用については原因者の負担となります。
汚水管は、家庭などから出た汚水を下水処理施設まで流すための管です。下水処理施設では、微生物によって汚水を浄化し、浄化された水を河川等に放流しています。油類などの有害物質が流入すると、汚水を浄化する微生物に悪影響を及ぼし、汚水の浄化機能が低下して汚れた水が浄化されずに河川へ放流される恐れがあります。
土壌に浸透した油類は、地下に浸透し土壌の汚染や地下水の流れと共に汚染を拡大する危険があります。油類による土壌汚染が起こると、地下水の流れによる水・土壌の汚染、農作物や動物への汚染物質の蓄積、汚染土壌の摂取や接触などによって、人の健康に悪影響が生じるおそれがあります。また、生活環境や生態系への影響として、悪臭や油膜による不快感、農作物や樹木の生育阻害、土壌生物や地中微生物への悪影響も考えられますので、土壌に油類が浸透しているのを発見した場合は、速やかに油分の含む土壌の除去をお願いします。
問い合わせ先 |
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北見自治区:市民環境部 環境課 環境保全係 0157-25-1131 端野自治区:端野総合支所 市民環境課 環境衛生係 0157-56-2116 常呂自治区:常呂総合支所 市民環境課 環境衛生係 0152-54-2115 留辺蘂自治区:留辺蘂総合支所 市民環境課 環境衛生係 0157-42-2110 |