【web広報2024年5月号】くらし>カラスの子育てシーズンです~カラスの習性を知って対策を~

春はカラスの子育てシーズン(繁殖期)です。この時期のカラスは卵やヒナを守るため、攻撃的になります。カラスの子育ては約1ヶ月間で、特に気を付けるのは巣立ちの10日間程度です。巣の近くを避けて通るなど、刺激しないようにしましょう。
また、カラスの攻撃に遭わないために、その習性を知り対策を講じましょう。

巣作りをされないためにはどうしたらいいですか?

カラスは樹木、電柱、街路樹などに巣をつくります。自宅の庭木などに巣を作らせないために、下からの見通しが悪く二股や三股に分かれている枝を剪定し枝の間隔を空けましょう。また、巣の材料となる針金ハンガーや小枝などを屋外に放置しないようにしましょう。

どんな時に威嚇されるの?

カラスは巣の周辺に近づく人を監視し、時にはその人を追って飛び回ります。
次に自分の存在を知らしめるために「カッ、カッ」「ガーッ、ガーッ」と激しく鳴きます。さらにその人の近くにとまり、電線や木の枝をつつく行動をしたり、木の枝葉を落としたりします。それでも立ち去らない時には低空飛行で繰り返し接近したり、後ろから飛んできて後頭部を足で蹴ることもあります。

子育て中のカラスとどうやって付き合ったらいいの?

子育て中のカラスには不用意に近づかないようにしましょう。巣に近づかなくてはならないときは傘をさしたり帽子をかぶったりしましょう。カラスは賢く、顔や服装を覚えて繰り返し威嚇することもあります。棒を振り回したり石を投げたりしないようにしましょう。

カラスに威嚇されたり、襲われる可能性があるときはどうしたらいいの?

市ではカラスに威嚇されたり襲われるなど何らかの被害が生じる恐れがあると判断した場合には、市民の安全を守るためカラスの巣の撤去を行っています。撤去できる場所は、巣が目で見て分かるところで高さが7メートルくらいの場所にあるものです(ただし、農業・漁業などの事業者、アパートなど管理者がいる場合は除く)。巣の撤去はタイミングを見計らわないと一度撤去しても再び巣を作られる場合があります。一般に5月から6月頃、産卵及び卵からヒナがかえった時が撤去の適切な時期と考えられます。なお、巣の場所によっては撤去できない場合もあります。
(公園の木や街路樹に作られた巣の撤去については公園緑地課へご連絡ください)

カラスがうるさいのですがどうしたらいいですか?

カラスに限らず、野生鳥獣は法律により許可なく捕獲・処分できないため、「うるさい」「迷惑」といった理由で捕まえることはできません。カラスは生ごみのほかペットのエサの放置や給餌によって「人が食べ物をくれるものだ」と思い、人を恐れなくなり、より人の近くで営巣することになります。本来、野生鳥獣が自然の生活をする上では、人と一定の距離を保つことが必要ですので、ごみの出し方に気を付けるほか、カラスにエサを与えることは絶対にやめましょう。

≪詳細≫
環境課/0157-25-1131
端野市民環境課/0157-56-2116
常呂市民環境課/0152-54-2115
留辺蘂市民環境課/0157-42-2110
公園緑地課/0157-25-1139

お問い合わせ
内容に関しては上記お問い合わせ先までお願いします。

web広報に関しては
市民の声をきく課 広報係
TEL:0157-25-1123
FAX:0157-26-2685