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お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
報道機関の皆さまには、市政の推進に当たり、ご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。
お盆を過ぎ、各自治区や地域の夏祭りが多くの皆さまのご参加で盛況のうちに無事に終了いたしました。ご参加いただいた皆さまをはじめ、運営にご尽力された関係者の皆さまに改めて感謝申し上げます。
さて、本市における財政健全化に向けた取組みにつきましては、持続可能なまちづくりを進めるため様々な検討、協議を行ってきたところでありますが、先般の議会所管常任委員会でご報告したとおり、北見市財政健全化基本計画(案)の基本方針について取りまとめたところであります。
今後は、基本方針に基づきまして取組項目ごとの具体的な内容となるアクションプランの策定を秋ごろまでをめどに進めてまいります。
なお、策定したアクションプランにつきましては、市民の皆様に広くお伝えできる具体的な手法を検討した中で、しっかりとお示ししてまいります。
それでは、本日の案件について、ご説明いたします。
はじめに、本日告示、9月5日開会の第3回定例市議会に提出の付議事件につきまして、お手元の「資料1」付議事件一覧をご覧ください。
記載のとおり、議案が12件、決算認定が7件、報告案件が7件、あわせて26件であります。
詳細につきましては、先ほど総務部長から説明をさせていただきましたので、ご確認をお願いいたします。
次に、第3回定例市議会に提案予定の補正予算につきまして、お手元の「別冊資料」のうち、補正予算の主な事業をご覧ください。
今回の補正予算につきましては、救急医療等支援事業費や基幹産業である農林水産業に対する支援事業費などを計上いたしました。
予算案の詳細につきましては、先ほど企画財政部長から説明をさせていただきましたので、ご確認をお願いいたします。
次に、北見市休日夜間急病センター供用開始予定および休日等昼間の診療体制の見直しについてでありますが、「資料2」、「資料3」をご覧ください。
現在、民間事業者が実施する中央大通沿道地区第一種市街地再開発事業において整備を進めてまいりました北見市休日夜間急病センターにつきましては、施設竣工のめどが立ちましたことから、10月1日 火曜日の午後7時から、新しい急病センターでの夜間診療の開始を予定しております。
また、10月6日 日曜日の午前9時からは、新しい急病センターで休日等昼間の診療を開始します。
新施設では、休日等昼間の内科及び外科の同時診療に加え、繁忙期の医師の増員に対応できるよう、診療室を現急病センターの1室体制から3室とし、さらに感染症対策として、陰圧機能を備えた隔離室を2室整備しております。
そのほか、院内処方を行うための調剤室や経過観察室、レントゲン室、授乳室、多目的トイレを設置し、市民の皆様が一層安心できる一次救急医療体制を整えてまいります。
なお、報道機関の皆さまを対象とした施設の内覧を予定しておりますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
また、急病センターの移転供用開始にあわせて、休日等昼間の診療体制について、現在、市内医療機関に担っていただいている在宅当番医制を廃止し、診療場所を急病センターに一元化する新体制へと見直します。
これにより、休日等昼間の診療は内科・外科ともに急病センターで受診できることになります。
さらに、新しい急病センターでは一次救急患者に限り救急搬送患者のうち、医師が応急処置可能と判断した患者の受入を行ってまいります。今まで以上に利用者の増加も予想されるところではありますが、急病センターでの診療は、急なケガや急な病気になった場合の応急処置であり、薬も一般の医療機関の翌診療日までの処方となりますことから、市民の皆さまにはかかりつけ医などの医療機関を早めに受診することを心がけていただくよう改めてお願いし、あわせて適正受診の啓発に一層努めてまいります。
次に、「Myじんけん宣言」についてでありますが、「資料4」、「資料5」をご覧ください。
「Myじんけん宣言」とは、企業、団体及び個人が、人権を尊重する行動をとることを宣言することによって、誰もが人権を尊重し合う社会の実現を目指す法務省の取組です。
本市では、全ての市民があらゆる差別を受けることなく、個人として尊重される社会を目指し、(仮称)北見市人権まちづくり条例の制定に向けた取組を進めているところであり、「Myじんけん宣言」の趣旨に賛同し、ここに宣言いたします。
市民の皆さまをはじめ、民間企業、団体などにおかれましても、趣旨にご賛同いただくと共に、誰にとっても身近で大切な「人権」について考えるきっかけとしていただき、本市といたしましても、誰もが人権を尊重し合う社会の実現に向けて、市民の皆さまとともに取り組んでまいります。
次に、「北見市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」の開始についてでありますが、「資料6」をご覧ください。
本市では、多様な性のあり方や人権が尊重され、一人ひとりの個性と能力を十分に発揮することができる社会の実現を目指し、令和4年4月から「北見市パートナーシップ宣誓制度」を導入しておりますが、パートナーの家族との関係性も公的に認められるよう、パートナーである二人の一方または双方と生計同一の3親等以内の親族を対象として、新たに、9月1日から「ファミリーシップ宣誓制度」を導入いたします。
性的マイノリティの方が感じている「生きづらさ」を軽減し、当事者の尊厳を守ることに寄与できるものと考えております。
また、制度導入に伴う行政サービスの拡充については、現行のサービスは対象範囲をファミリーシップ対象者まで拡大し、新規のサービスは、パートナーのみを対象とした3つの行政サービスが追加されます。
このほか、現在、道内26の自治体と連携協定を締結しておりますが、ファミリーシップ宣誓制度の導入は道内初となりますので、今後も、状況に応じて各連携自治体と協議を行い、当事者の負担軽減に努めてまいります。
私からは以上となります。
記者)
財政健全化計画についてお伺いいたします。現在、基本方針をまとめられ、次は具体的な取り組みを検討されると思うが、市民への周知はどのように行う予定でしょうか。
市長)
今回お示しした基本方針については、財政健全化計画の一部であるため、最終的に健全化計画がまとまった段階で、財政状況とともに、市民の皆さまへの説明の場を検討したいと考えております。なお、基本方針につきましては、すでに市ホームページに掲載し、周知を行っているところであります。
記者)
財政健全化に向けた取り組み事項について追加でお伺いいたします。具体的にどの施設を対象にするのか、どの時期に見直すかなど、これから策定するアクションプランの中で決めていかれると思いますが、使用料や利用する施設など、市民生活へ影響がある部分が大きいと思います。アクションプランを策定する中で市民の意見を聴取する機会を設けることは考えていますでしょうか。
市長)
財政健全化計画につきましては、今後の本市の財政運営の指針として市の考え方をまとめたものであります。従いまして、今後、これを基にして新年度予算を編成することとなりますが、具体的な見直し内容については、市民の皆さまへ説明させていただくとともに、議会のご意見等を伺いながら、予算編成を進めていきたいと考えております。
記者)
アクションプランを策定する中で市民の意見を聴取する場というのは設ける考えはありますでしょうか。
市長)
アクションプランについては、私どものほうで独自にしっかり積み上げていかねばならないものと考えております。
記者)
財政健全化の計画案についてお伺いします。計画案の序論の中で、財政悪化の原因について、一市三町の合併によって、当初は合併債を使うことができたり、国の優遇策があった中、これらが終了していったことが財政悪化の要因として挙げられていたと思います。先日に財政改革案について有識者に意見を聴取された時も、自治区ごとに施設があることなどが、ひとつの弊害ではないかと意見が出ていたかと思います。そのうえで、今後の自治区の在り方、北見市が合併してかなりの時間が経っているため一本化や規模を縮小するなど、考えていることがあればお伺いできますでしょうか。
市長)
多角的に色々な部分を検討している段階であり、具体的なことをお話しできる段階ではありませんのでご理解いただきたいと思います。
記者)
今回の財政健全化計画の中でも取組項目を複数案出されていると思います。一方で、昨年9月の市長選において様々な公約を示され当選されましたが、公約を実現するうえで財政措置が必要なものがあると思います。公約と財政改革の実現、どちらを優先するのかお聞かせください。
市長)
両方とも約束事ですので、頭を悩ませている状況でありますが、健全化の部分については、今後ひとつの柱として行けなければならない訳ですが、公約の関係についても、今後の状況を確認しながら、これらを踏まえた中で取組んでいきたいと考えております。
記者)
取組項目の中で、過去に財政難を受け市長含む特別職の給与カットや退職金の返納など行われていたこともあったと思いますが、取組項目の中には具体的に書かれていないですが市長としてのお考えをお伺いできますでしょうか。
市長)
今の段階ではそのことについてはまだ触れておりません。今後の中でどのような形で、どう考えるべきかについては整理させていただきたいと考えております。
記者)
今後、市民や市職員も含めて痛みを伴っていくことが必要になると思います。議会も含め、交際費や政務活動費、市職員の出張、過去には姉妹都市との交流事業のために海外を訪問するなどお金の伴うことも行われてきたと存じますが、そのようなことを抑制する考えや、どのように呼びかけていくものでしょうか。理解を求めるには、トップが姿勢を示さないと職員もついてこないと思うのですが。
市長)
質問の趣旨はよく理解できますが、具体的に回答できる段階に至っておりません。ただ、ご質問の通り、今の状況の中でどうあるべきか、十分に状況を踏まえた中で、今後の在り方についてどう構築していくかはしっかり検討を重ねていきたいと思っております。
記者)
市民への説明に関しまして、手数料の見直し、高齢者祝い金の見直しなどについて第三者委員会にかけている状況と思いますが、結論が出て答申を受けた段階で市民に説明されるのか、一方で、条例改正が必要なものが多々あるかと思います。市民が痛みを被らなければいけないことが多数あると思いますので、どの時点で市民に説明、計画の概要を示されたいとお考えでしょうか。
企画財政部長)
財政健全化計画の全体につきましては、総務教育常任委員会で説明したとおり、11月にまとめる考えでおります。先ほど市長からも発言がありましたが、最終的にまとまり、公表後の早い時期に、市民の皆様へ本市の財政状況と共に説明する場を検討したいと考えております。
記者)
「Myじんけん宣言」につきまして、具体的な取り組みについてお伺いできますでしょうか。
市民環境部長)
(仮称)北見市人権まちづくり条例の制定を目指して進めていきたいと考えております。
記者)
イトーヨーカドーの閉店についてお伺いいたします。先週にイトーヨーカドーが閉店となりました。イトーヨーカドーを中心に北見の商業圏が発達してきたところであり、位置的にもとても市民が通いやすい場所であるかと思います。跡地利用について市として誘致やすでに手を挙げている企業があるのか状況をお教えください。
市長)
跡地利用につきましては、土地の所有者の方がいらっしゃいますので、その方の考え方など検討をなされているものと思いますが、私どもとしても情報提供いただける部分については、お伝えいただきたいというお話はさせていただいております。今の段階では、具体的なお話は伺っていないところでありますが、われわれとしても、所有者の方が、今後の跡地利用に向けて精力的に対応していただけることを期待しておりますので、今後の動向に注視してまいりたいと考えております。