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カーリングは、氷の上で石(ストーン)を滑らせハウスと呼ばれる円の中心に最も近い場所を確保し、チームの得点を数えるウィンタースポーツです。スコットランドが発祥の地といわれており、欧米特にカナダで人気が高いです。高度な戦略とテクニックが必要なことから「氷上のチェス」ともいわれています。古くからカーリング精神という言葉があります。(以下一部抜粋)「カーラーは勝つためにプレーしますが、決して相手を見くだしたりしません。真のカーラーは相手の気を散らしたり、相手がベストを尽くそうとするのを決して妨げたりしません。不当に勝つのであればむしろ負けを選びます。」思いやりの気持ち、そして尊敬すべき行為を求めるスポーツです。
1チームは4人で構成されています。
リード、セカンド、サード、スキップの順に、1人2投ずつ、相手チームと交互に投げます。1チーム8投、両チームあわせて16投投げることになります。全て投げ終わると、得点をカウントして終了します。この一区切りをエンドと呼び、これを10回(10エンド)行います。
試合時間は、約2時間30分です。
リード | 1投目、2投目を投げる人 |
セカンド | 3投目、4投目を投げる人 |
サード(バイススキップ) | 5投目、6投目を投げる人 スキップが投げる時に指示を出す |
フォース(スキップ) | 7投目、8投目を投げる人 作戦を組み立て、指示を出す人 |
リザーブ(フィフス) | 補欠選手 |
ストーンをどこに置くかの指示、声かけを行う人のことです。常に変化する氷の状況を読みながらゲームプランをたてるチームの司令塔です。
投げ出す時は、ハックと呼ばれる蹴り台から滑り出します。ホッグラインまでの間にストーンから手を放さなければ失格となり、ストーンが無効となります。また、投げたストーンが反対側のホッグラインを超えなかったり、バックラインを超えてしまうととストーンは無効となります。
専用のカーリングブラシを使って氷の表面をこすること。ストーンの距離を延ばしたり、直進性を高めたり、回転するストーンをより曲げたりする効果があります。スイープをすることでストーンが止まるまでの距離を約2メートルほど伸ばすことができます。40メートルのシートを全力でスイープしますので、スキップ以外の人が1試合でスイープする距離は2000メートル近くになります。スイーパー(掃く人)はストーンの滑り具合をスキップや投げ手に伝える役割も行っています。
イエス(Yes)/ヤップ(Yep) | 掃いて |
ウォー(Whoa) | 掃くのをやめて |
クリーン(Clean) | 軽く掃いて |
ハリー(Hard) | もっと速く強く掃いて |
得点は、相手よりハウスの中心に近いストーン全てが得点となる。ハウスの外にあるストーンは得点にならない。
この場合、黄色のストーンが中心に1番近く、次に近いのが赤色のストーンのため、黄色チームが1点。赤チームが0点となります。
この場合、ストーンの中心に1番、2番目に近いのが赤色のストーンなので、赤色チームの2点。黄色チームの0点となります。
相手チームが自分のチームの負けを認める宣言のこと。負けているチームのスキップが相手チームに握手を求め、握手を交わした時点で競技が終了をなります。これ以上試合を続けても現実的に勝利が望めないような状況であれば、相手チームへの敬意をこめてコンシードを行うことが望ましいとされています。
ストーンは個人で所有するものではなく、それぞれのカーリングホールにあるものを使います。花崗岩でできており、重さは約20キロです。
柄の部分はグラスファイバーのような、強くて軽い素材でできています。氷と接触する部分を「ブラシパット」と呼び、ナイロンのような合成繊維ででできています。
カーリング用のシューズは、片方が滑りやすい素材が靴底についており、もう片方の靴底は普通の靴と同じゴム製でできています。投げるとき以外はの上にカバーをつけ、滑りにくくしています。
お問い合わせ |
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常呂教育事務所生涯学習課社会体育係 電話:0152-54-2191 |