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北見市文化財課では、かつて北見市内で使われていた鉄道車両の一部を教育施設として保存・展示しています。
毎年、4月末から10月末頃まで公開しています。冬季は車両の保護のため、降雪の前にシートで覆って保存しています(公開期間は雪解け・降雪などの状況に応じて変動します)。
SL広場(石北大通公園内)
石北大通公園内のSL広場(北見市栄町5丁目28番地)でD51・C58蒸気機関車2両、DB21貨車移動機1両が静態保存されています。石北大通公園は旧国鉄の石北線が地上を走っていた時の線路の跡地です。現在のJR石北線は公園の地下にあるトンネル内を通っています。
三治公園
北見駅から徒歩約10分の場所にある三治(みはる)公園(北見市南仲町1丁目37番地)内でD50蒸気機関車1両が静態保存されています。
「デゴイチ」の愛称で親しまれた日本の代表的蒸気機関車で、貨物列車用、急勾配線区の急行旅客列車用などに高性能を発揮しました。同形式の機関車は1115台も製造されて全国各地に配置され、北見地方では石北線の北見・旭川間で活躍しました。このD51444号蒸気機関車の他にも各地で多くの車両が保存されています。
D51444号車歴
製造年月日:昭和15年2月15日
重量(運転整備):機関車78.37t、炭水車47.40t
廃車年月日:昭和51年3月1日
動輪直径:1400mm
製造所:汽車製造会社
最大馬力(ps):1280
配置機関区:酒田、小樽築港、鷲別、北見、滝川
最高速度:85km/h
運転距離数:2,622,252km
設置年月日:昭和52年9月18日
C58形式蒸気機関車はローカル線の客貨両用機関車として製造され、昭和13年から22年まで427両が製造されました。北見地方には昭和13年に3両配置されたのをはじめとして、多い時期には10両以上が石北線、池北線、釧網線で活躍していました。このC58119号蒸気機関車はそのうちの1両です。北海道内でも保存されている車両が多く、近隣では美幌町や湧別町でも見ることができます。
C58119号車歴
製造年月日:昭和14年2月23日
重量(運転整備):機関車58.70t、炭水車41.50t
廃車年月日:昭和50年7月18日
動輪直径:1520mm
製造所:汽車製造会社
最大馬力(ps):880
配置機関区:秋田、直江津、釧路、北見
最高速度:85km/h
運転距離数:2,543,930km
設置年月日:昭和52年9月18日
DB12型貨車移動機(入換動車)は駅構内での貨車移動に使われたものです。最初紋別駅に配置され、その後昭和57年5月相内駅に配置換えとなりました。相内駅の貨物取り扱いが廃止となったのに伴い昭和59年10月に廃車になりました。
DB12型貨車移動機(入換動車)車歴
製造年月日:昭和50年12月19日
車台番号:06-28-01-271
廃車年月日:昭和59年10月31日
重量:10t
製造所:協三工業株式会社
牽引重量:160t
配置機関区:紋別駅、相内駅
最高速度:15km/h
設置年月日:昭和60年5月24日
お問い合わせ |
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文化財課 文化財・博物係 電話:0157-23-6742 メール:bunkazai@city.kitami.lg.jp |