「常呂川河口遺跡墓坑出土品」が重要文化財に指定されます

 令和4年11月18日、国の文化審議会は、北見市ところ遺跡の森で収蔵している「常呂川河口遺跡墓坑出土品(ところがわかこういせきぼこうしゅつどひん)」を重要文化財に指定することについて、文部科学大臣に答申しました。今後、官報告示により正式に指定されると、北見市で唯一となる国の重要文化財が誕生することになります。

「常呂川河口遺跡墓坑出土品」とは?

 常呂川河口遺跡は、常呂川河口付近の東岸に位置する遺跡です。常呂川東岸の掘削護岸工事に伴い大規模な発掘調査が行われ、膨大な数の出土品が発見されました。「常呂川河口遺跡墓坑出土品」は、その中の一部です。縄文時代晩期から続縄文時代中頃(約2,500~1,600年前)にかけての、墓から発見された資料のうち、代表的な出土品1,805点から構成されています。

「常呂川河口遺跡墓坑出土品」の特徴

 この時代には、墓に多数の副葬品を納める風習が盛んにおこなわれていました。常呂川河口遺跡では、そうした副葬品をもつ墓が多数発見されています。副葬品には、土器や石器などの道具のほか、ヒスイ製の勾玉や、サハリン産の琥珀(こはく)を使った首飾りなどの装身具も多く見られます。
 墓の中には、同時期の北海道におけるほかの遺跡と比べても、とくに豪華な副葬品をもつ墓があり、こうした品物を手に入れるだけの力のある人物が存在していたことが分かります。
 これらは、当時の死者を送る文化や、社会の様子を推定する上でも、学術的に重要な意味をもっています。こうしたことから、「常呂川河口遺跡墓坑出土品」は、この時代の北海道東部の文化を知る上で欠かせない考古学資料として評価されることになりました。

「常呂川河口遺跡墓坑出土品」を見るには

 「常呂川河口遺跡墓坑出土品」は、北見市ところ遺跡の森で所蔵しています。
 通常は、ところ遺跡の森内にある展示施設「ところ遺跡の館」で見ることができますが、現在、主要な資料の一部は貸し出し中です。令和5年初めころ、東京国立博物館で開催される新指定文化財展に出品予定です。

代表的な資料

資料の一部は現在貸し出し中です。

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縄文時代晩期の墓から出土した土器(撮影:佐藤雅彦氏)
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縄文時代晩期の墓から出土したヒスイ製の玉と漆塗りの櫛(断片)(撮影:佐藤雅彦氏)
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縄文時代晩期の墓から出土した土器と石器(撮影:佐藤雅彦氏)
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続縄文時代の墓から出土した土器・石器・装身具類(撮影:佐藤雅彦氏)
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続縄文時代の墓から出土した石器(撮影:佐藤雅彦氏)
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続縄文時代の墓から出土したガラス玉(撮影:佐藤雅彦氏)
お問い合わせ
北見市教育委員会社会教育部
ところ遺跡の森
郵便番号:093-0216
住所:北海道北見市常呂町字栄浦371番地
電話:0152-54-3393
FAX:0152-54-3538
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