史跡常呂遺跡 常呂竪穴群
オホーツク海沿岸の標高5~20mの砂丘上に広がる遺跡です。常呂地区のオホーツク海岸の砂丘上には数kmにわたって遺跡が広がっていますが、このうち最も東側の地区(北見市常呂地区の市街地に近い方)が常呂竪穴群と呼ばれています。砂丘は西側に続いており、そのまま栄浦第二遺跡が広がる砂丘につながっています。
栄浦第二遺跡と共に1974(昭和49)年、国指定史跡に登録されました。遺跡の一帯はナラ・カシワなどの広葉樹から成る原生林で、大部分は遺跡発見当時に近い状態で保存されています。
| 遺跡名 | 常呂竪穴群 [国指定史跡(常呂遺跡)] (TK-28遺跡) |
|---|---|
| 所在地 | 北見市常呂町字常呂 |
| 立地 | オホーツク海岸沿いの標高5~20mの砂丘上 |
| 時代 | 縄文・続縄文・擦文 |
| 遺構・遺物 | 竪穴住居跡 |
| 現況 | 森林 |
| 文献 | 東京大学文学部考古学研究室 1972『常呂』 |
竪穴住居群
常呂竪穴群は栄浦第二遺跡に次いで多数の竪穴住居跡が見つかっている遺跡です。竪穴住居の掘り込みの跡が窪んだ状態で残っており、測量調査の結果、こうした竪穴住居の跡は469基が確認されています。遺跡は東西にのびる砂丘の上にありますが、竪穴住居跡は海に面した北側の斜面にはなく、南側の斜面に多くなっています。これは、おそらく海からの風が避けられる場所を選んで住居を建てたからと見られています。
竪穴住居跡は縄文~続縄文時代の円形・楕円形のもの233基、縄文時代の終わり頃から続縄文時代にかけての柄鏡形のもの22基、擦文時代の四角形のもの214基から成っています。
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