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北見市役所本庁舎は、市の中心市街地に立地し、北見らしい自然や文化、歴史などの特色を生かした庁舎として、令和3年1月から供用が開始されました。
シンプルで機能的なデザインとし、どの季節にも景観を損ねることのない白を基調としたたたずまいで、市民の生活を支えています。
北見らしい庁舎として | 北見市の特産品である、キラキラとした白や透明のハッカを連想させる、ガラスや白色をイメージしています。 |
開かれた庁舎として | 1階・2階はガラスカーテンウォールを採用し、開放性を高め、中心市街地とにぎやかさが連続する明るくオープンな空間を創出しています。 |
複合交通・地域交流拠点として | 周辺環境に配慮したデザインとして、景観の調和と連続をイメージしています。 |
新エネルギー・省エネルギー建築の象徴となる庁舎として | 日照時間の長い北見市において有用な太陽光発電パネルを活用し、自然エネルギー利用が見えるモデルとしています。 |
1階 | 人にやさしく親しみのある庁舎 |
【窓口を1階と2階に配置】
市民の利用頻度が高い窓口を1階・2階に集約し、分野別の窓口サインやフロアマネージャーによる案内、ライフイベント手続きのワンストップサービスなど、利用しやすくわかりやすい窓口としています。
また、1階と2階は吹き抜けで連続性があり、エスカレーター、エレベーター、緩やかな階段で迷わずスムーズに移動できる動線となっています。
【市民ラウンジ(1階)】
窓際に一人掛けのカウンターを配置しています。休憩や待ち合わせなどに利用できます。
公衆無線LANも設置しており、パソコンやスマホなどで仕事の合間なども有効に利用できます。
【利用しやすい窓口】
窓口は、車いすの方でも利用しやすいよう足元の奥行きや天板の高さに配慮しています。
また、安心して手続きや相談を行えるようプライバシーに配慮し、仕切りを設置しています。
【絵本コーナー】
小さなお子様向けの絵本コーナーを設置しています。お子様連れでも安心してお越しいただけます。
2階 | まちの交流やにぎわいに寄与する庁舎 |
【市民ラウンジ(2階)】
窓際に木枠のボックス席を配置しています。少人数での談笑や憩いの場などに利用できます。
【多目的スペース】
2階西側には、多目的スペースを設置しています。
可動間仕切りにより大空間を区切ることができ、通常時は会議室などとして、確定申告や春の引っ越しシーズンなどの集中的に受け付けが必要となる際には特設窓口としても活用しています。
【情報コーナー】
情報コーナーでは、北見の特産品や観光情報、高知市をはじめとする各姉妹都市の文化や交流の絆など、様々な魅力を発信します。
3階 | 経済的で可変性を持った庁舎 |
【オフィス空間】
部署どうしの連携がしやすく、業務効率の向上に寄与するオフィス空間づくりを行っています。
執務室はフロア全体を見通せる空間としており、デスクなどの什器類は規則的に配列したユニバーサルレイアウトを採用し、直線的な同線や無駄のない床面積利用により、効率的な執務環境を確保しています。
また、職員のコミュニケーション促進のため、打ち合わせスペースを各所に設置しています。
【窓口と通路】
窓口と通路は、広い空間を確保してスムーズな移動がしやすい環境となっています。
4階 | 安全・安心な暮らしを支える庁舎 |
【災害対策本部室】
災害発生時、迅速な意思決定や集中的な災害対策指揮を行えるよう、市長室の隣に災害対策本部室を配置し、テレビ会議や情報収集に必要な設備環境を配備しています。
【災害対策本部情報連絡室】
災害対策本部と緊密な連携が必要な関係機関が集まることができるよう、情報連絡室を災害対策本部室の隣に配置しています。
5階 | 情報化に柔軟に対応する庁舎 |
【多様な用途に適応した会議室】
会議の規模に応じた大・中・小の広さの会議室を配置し、庁内LANや大型ディスプレーなどのICTを活用できる環境としています。
6階 | 独立性の確保と市民に身近な議会 |
【議場】
議場は、全体的に木のぬくもりを感じることのできる、重厚で落ち着いた空間としています。
市民に身近な、より開かれた議会を目指します。
【議場(傍聴席)】
傍聴席数は60席で、議場の後部にあります。車いすでの傍聴も可能です。
【委員会室】
委員会室は、議場と同様、委員の机などに地域材を活用しています。
【議会ロビー】
市議会の傍聴に訪れた際、ゆったりと休憩できるロビーを配置しています。
【傍聴ロビー】
傍聴席からすぐ近くのロビーには、暖かい陽の光が差し込みます。
傍聴席までの通路はバリアフリースロープとなっています。
BELS(ベルス)とは、Building・Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物エネルギー性能表示制度)の略語です。
建築物のエネルギー消費の状態を第三者が一定の方法で評価し、その建築物の省エネルギー性能を表示する制度のことです。
自然エネルギーの有効活用 | 太陽光発電・自然換気・自然採光を積極的に取り入れ、環境負荷の低減に寄与します。 |
省エネルギー化の推進 | 自然採光・LED照明・人感及び明るさセンサーなど、照明エネルギーの削減を目指します。 |
エネルギー損失の低減 | 外断熱・断熱サッシ・高性能ガラスを採用し、建物への負荷を効果的に低減します。 |
地域特性を生かした再生可能エネルギー活用・環境負荷低減に配慮し、街並みや自然に調和した新しい都市景観の創出を目指します。
【庁舎南面ソーラーシステム】
日照時間の長さを誇る北見市の特徴を生かして、外壁面に太陽光発電パネルを設置しています。
その発電量は、1階エスカレーター下のデジタルサイネージで確認できます。
【地域材を取り入れた内装やカウンター】
北見らしさの表現として地域資源である木材を使い、来庁者が木のぬくもりから安心感と快適性を感じられるような空間を創出しています。
【多機能トイレ】
車いす・ベビーカー・シルバーカー利用者にわかりやすく、十分なスペースを確保した多機能トイレを各フロアに設置しています。
【授乳室】
庁舎1階東側には、赤ちゃんとママにやさしい授乳室やおむつ替えベッドを配置しています。
【エレベーター】
庁舎東側と西側に、手すり・鏡・車いす利用者操作盤・点字名板・非常事態に備えたストレッチャーにも対応したエレベーターを設置しています。
【バリアフリー】
車いす使用者等専用駐車場にはひさしを設置しており、駐車場から庁舎玄関までの出入りをスムーズに行うことができます。
【スカイウォーク】
2階東側にスカイウォークを設置しており、北見駅から商業施設、庁舎へと、天候に左右されずに連携した移動ができます。
【階段】
1階と2階を繋ぐ階段は、段の幅を広く、段差を低く抑え、高齢者の方も利用しやすい設計としています。
停電時には、非常用発電機から電力を確保し、災害対策本部をはじめ行政機能を維持することができます。
災害時においても、自然換気や自然採光、太陽光発電の活用により、エネルギー負荷の低減を図ります。
また、庁舎建物は官庁施設の耐震基準を満たす耐震構造の建築物となっています。落下物を軽減するため、二重天井を極力減らすとともに、書棚等は壁や床などに固定してあります。