日本列島の縄文時代は草創期(約16000~11500年前)、早期(約11500~7000年前)、前期(約7000~5500年前)、中期(約5500~4400年前)、後期(約4400~3200年前)、晩期(約3200~2400年前)の6つに区分されています。しかし、北海道では縄文時代草創期の遺跡は少なく、遺跡が多くなるのは早期以降になります。
北見市内で現在発見されている縄文土器も10000年前以降のものに限られるようです。
縄文時代早期の土器
北見市で発見されている最も古い縄文土器は縄文時代早期のものです。ただし、最古の時期の土器は破片しかないものが多く、ある程度形が復元できる土器は早期後半以降のものになります。
■ TK-60遺跡・6号竪穴住居跡出土 ■ 高さ:約20cm
■ 縄文時代早期後葉 ■ 約8000~7500年前
東釧路III(ひがしくしろさん)式土器は釧路市・東釧路貝塚にちなんで命名されています。上から交互に向きを変えて、細い縄文がつけられています。
TK-60遺跡は北見市内では最も古い部類の竪穴住居跡が発見された遺跡です。この土器はその竪穴住居跡から発見されました。
縄文時代前期の土器
前期の終わりからは中期に続く円筒形の土器が出現するため、ここではそれ以前のものをご紹介します。
この時期の北海道では、植物の繊維を混ぜた粘土を使った、丸底または尖底の土器が多く作られました。総称して「繊維尖底土器(せんいせんていどき)」と呼ばれています。
■ 常呂川河口遺跡・XVI層出土 ■ 高さ:推定約28cm(底部欠)
■ 縄文時代前期前葉 ■ 約6500年前
縄文の縄目が太いことから「綱文式(つなもんしき)」という型式名がつけられた土器。縄文の向きは横方向に統一されています。
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