市長定例記者会見(令和5年7月)

令和5年7月12日 定例記者会見

会見項目

  1. こどもまんなか応援サポーター宣言について
  2. 第70回北見ぼんちまつりについて
  3. 北見市長選挙について

会見内容

 お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。報道の皆さまには、市政の推進にあたりご協力いただき心からお礼申し上げます。

 常呂川河口遺跡墓坑出土品が6月27日、正式に国の重要文化財に指定されました。

 現在、市に所在するものとしては、唯一の重要文化財となります。

 この出土品は、縄文時代晩期から続縄文時代中頃にかけて、墓に多くの副葬品を納める風習があったことを示すものであり、当時の死者を送る文化や社会の様子を推定する上で、学術的に重要な考古資料として評価されたものであります。

 指定された出土品は、ところ遺跡の森で7月30日まで開催されている新指定重要文化財常呂川河口遺跡墓坑出土品展で公開しておりますので、この機会にご覧いただきたいと思います。

 それでは、本日の案件について、ご説明いたします。

(1)こどもまんなか応援サポーター宣言について

 本年4月1日、常にこどもの最善の利益を第一に考え、こどもに関する取組みや政策が、我が国の社会の真ん中に据えられるこどもまんなか社会の実現を目指し、こども家庭庁が発足いたしました。

 とりわけ、こども家庭庁におきましては、こどもまんなか社会の実現に向け、こどもまんなか応援プロジェクトに取組まれており、先月22日には鈴木北海道知事が、こどもまんなか応援サポーターへの就任を宣言したところであります。

 私は市長に就任して以来、笑顔広がる北見を目指し、子育て支援を重要な公約の一つに掲げ、子育て施策を推進してきたところでありますが、市といたしましても、その趣旨に賛同し、ここにこどもまんなか応援サポーターへの就任を宣言させていただきます。

 市民の皆様をはじめ、民間企業などにおかれましても、こどもまんなか応援サポーターの趣旨にご賛同いただき、積極的な参加をお願い申し上げます。

(2)第70回北見ぼんちまつりについて

北見の三大祭りと呼ばれるまつりの一つである北見ぼんちまつりは、昭和29年に商工まつりとして、ファッションショーや家具などの展示会、のど自慢など多彩な催しが揃う地域のイベントとしてスタートして以来、昭和54年にぼんちまつりと改称し、北見を代表する夏のイベントとして、市民の皆様に親しまれ、今年70周年を迎えることとなりました。

 第70回北見ぼんちまつりは、7月15日、16日の2日間、会場は昨年に引き続き、香りゃんせ公園において開催され、舞踊パレードが規模を縮小して4年ぶりに行われるほか、70周年記念事業として、ロコ・ソラーレのトークイベントや同じく70周年を迎える 高知市のよさこい祭りを記念し高知市の正調よさこい鳴子踊り普及振興会の皆様をお迎えし、北見正調よさこい振興会の呼びかけで指導を受けた市民の皆様とともに演舞を披露されます。

 ほかにも、恒例の屯田大綱引きや納涼花火大会、素人縁日や子ども広場など大人から子どもまで楽しめる企画が用意されており、ぜひ、多くの皆様に足を運んでいただきたいと思います。

 また、ぼんちまつりのほか、8月にはたんの太陽まつり、ところふるさとまつり、るべしべ夏まつり、おんねゆ温泉まつりと、各地で同じみのイベントが開催されますので、あわせてお楽しみいただきたいと思います。

(3)北見市長選挙について

 本日の記者会見が、市長選挙前、最後の定例記者会見となります。

 これまで、この場におきまして報道機関の皆さんから、私の市長選への対応について、ご質問をいただいておりましたが、先の定例会でも申し上げましたとおり、この度気持ちを固めまして、9月に予定されている市長選挙に出馬し、3期目を目指すことといたしましたので、改めましてご報告を申し上げます。

 2期目の4年間を振り返りますと、何よりも新型コロナウイルス感染症との闘いが、強く印象に残っているわけでありまして、市民の皆さまの命、そして生活を守るという強い決意で感染拡大防止と社会経済活動との両立に向け、職員と一丸となり、最優先に取り組んできたところであります。

 3期目に向けた政策につきましては、適切な時期に取りまとめ、皆さまにご判断をいただけるべく、しっかりとお示しをしてまいりたいと考えております。

 いずれにいたしましても、コロナ禍の先にある次の4年間の市政運営は、北見市の将来を大きく左右するとても大切な時期であると認識をしておりますから、ポストコロナの兆しが見えてきた今こそ、攻めに転じ、北見市の確かな未来をつくっていくため、しっかり対応していくことが必要だというのが私の基本的な考えであります。

 市民の皆さまへの情報発信という使命を担っておられる、報道機関の皆さんには、市民の皆さまとの架け橋として、ご協力をいただきましたことに対しまして、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

 私からは以上となります。

質疑応答

記者)
 市長選挙について、次の4年間で特に実現したいことをどのように考えているか、この4年間を振り返り、ご自身に点数をつけるのならば何点というのがあれば教えてください。

市長)
 2期目にやり残したことについては、先ほども申し上げましたとおり、ここ3年間の市政運営はコロナ禍の制約がある大変厳しい環境にあったのは事実でありまして、コロナ禍の先にある3期目に向けましては、北見市の確かな未来をつくっていくために、攻めに転じ、しっかり対応していくことが重要だと考えております。
 
 私の評価につきましては、今回の市長選挙を通じて、市民の皆さまにおいて、なされるものと承知をしております。
 
 3期目で実現したいことについては、先ほども申し上げましたとおり、私といたしましては次の4年間の市政運営は、北見市の将来を大きく左右するとても大切な時期であると認識をしておりますから、北見市の確かな未来をつくっていくため、しっかり対応していくことが必要だというのが私の基本的な考えであります。いずれにいたしましても、3期目に向けた私の政策につきましては、適切な時期に取りまとめ、皆さまにご判断をいただけるべく、しっかりとお示しをしてまいりたいと考えております。

記者)
 市役所内部のパワハラ問題についてお伺いいたします。市職員5人から連名で市にパワハラの申出がなされた際、職員課が取下げを迫ったとされる問題について、市として事実関係を調査するお考えはありますでしょうか。

市長)
 この件につきましては、一部新聞報道があったことも承知しており、現在ハラスメントに関する苦情相談対応の過程で、そのような事実があったのかについて、すでに確認を進めているところであります。

記者)
 どのような体制で調査されているのか、また、市職員がパワハラ事案への市の対応に対し、不信感を持っているようだが、なぜ、このような事態が生じているのか、市長としての受け止めについて伺います。

市長)
 確認につきましては、私が副市長に指示をし、副市長の指揮の下で職員監が、中立性と公平性を確保しつつ、進めているところであります。

 受け止めについては、個別の状況についてのご質問でありますので、関係者のプライバシー保護の観点から、その点について私から申し上げることはできないわけでありますが、私のパワーハラスメントに対する姿勢につきましては、先の定例市議会でも申し上げましたとおり、決してあってはならないものであり、今後とも、なお一層しっかりと防止対策に取り組み、ハラスメントのない働きやすい職場環境をつくってまいることが大切であると考えております。

記者)
 総務部長は市議会において、会議録作成について、当該会議の性格や目的、議事の内容などを総合的に勘案して、要否を判断していると答弁していますが、これまでハラスメント処理委員会の一部会議録が作成されず、パワハラが生じたかの事実確認に係る審議経過を後日検証できないことが、市職員の不信感を増長させているのではないかと考えますが、市長の見解について伺います。


市長)
 一般に、会議録の作成は、当該会議の性格や目的、議事の内容、他の文書等との包含、代替可能性など、これらを総合的に勘案して判断されるものと考えております。

 ハラスメント処理委員会の会議録については、昨年、すでに見直しを指示し、見直し後は会議録を作成しているところであります。
 
 なお、ハラスメント処理委員会におきましては、それぞれの委員からの忌憚のない発言が求められる一方で、個々の発言内容が公になることをおそれる余り活発な議論が十分になされなくなるといったことは避けなくてはならないものでありますから、会議録の開示に当たっては、北見市情報公開条例の規定にのっとり、一部不開示とする決定をする場合があるものと承知をしております。

記者)
 会議録は不開示となるかもしれないが、プライバシーに配慮しながら、情報公開できるものはしていくという考えでよろしいでしょうか。

市長)
 会議録の開示にあたっては、北見市情報公開条例の規定にのっとり一部不開示とする決定をする場合があるものと承知をしております。

記者)
 ハラスメント処理委員会では、申出人から直接話を聞かないで、職員課による聞き取りのみで審議を進めていたケースもあったようだが、パワハラ防止法では、相談の申出があった場合において、申立人と行為者の双方からの事実関係の確認を求めており、改める考えはないのか伺います。

市長)
 ご指摘のありました改正労働施策総合推進法、いわゆるパワハラ防止法に基づく指針におきましては、職場におけるパワーハラスメントに係る相談の申出があった場合において、相談窓口の担当者、人事部門又は専門の委員会等が、相談者及び行為者等の双方から事実関係を確認することとされておりまして、この国の指針にのっとった、本市の関係規程に基づき、適切に対応しているものと考えております。

記者)
 今回の事案を受け、市の対応に不信感を抱いている市職員に対し、どのような説明をするのか伺います。北見市としても職員の中途退職や新規職員の内定辞退等で職員の確保に苦労されているのが実情だと思いますが、パワハラを容認しないという姿勢がなければ、職員の退職は止まらず、人材不足の解消には繋がらないと思うのですが、市長としてこれから職員を確保していくうえで、現状どのように受け止め、今後どのように進めていくのか教えてください。

市長)
 繰り返しになりますが、私のパワーハラスメントに対する姿勢につきましては、先の定例市議会でも申し上げましたとおり、決してあってはならないものであり、今後とも、なお一層しっかりと防止対策に取り組み、ハラスメントのない働きやすい職場環境をつくってまいることが大切であると考えております。

 同時に、ハラスメントの苦情相談体制につきましても、現在、関係規程の見直しを指示し、すでに見直しに向けた検討に着手しているところでありますし、また、苦情相談窓口の担当者に対しての、相談を受けた場合の対応などについての研修などといった取組も進めてまいりたいと考えております。

記者)
 パワハラに関連してお聞きしたいのですが、パワハラをした方の処分はもう行われたのでしょうか。

担当職員)
 今回のケースは個別の案件ですので、お答えできませんが、一般的には懲戒処分以上を公表の対象としているところであります。

記者)
 どういったものが懲戒処分にあたるのでしょうか。

担当職員)
 戒告処分以上になります。

記者)
 今回のパワハラはそこにはあてはまらなかったということでしょうか。

担当職員)
 個別の案件には答えられません。

記者)
 懲戒処分未満のパワハラだったということでしょうか。

担当職員)
 個別の案件にはお答えできませんが、一般的にわれわれの考えとしては懲戒処分以上を公表の対象としているところであります。

記者)
 パワハラをした方がどういった処分になったのか、申し立てた方々への説明はあったのでしょうか。

担当職員)
 一般的には懲戒処分以上を公表の対象としておりますので、特定の人にだけ処分の内容を伝えるということは一般的にしておりません。

記者)
 申し立てをされた方から飲み会の席で殴られたというようなお話もあったのですが、大げさに言えば被害届を出せば刑事事件になりかねないと思うのですが、そういったことでも懲戒処分にはあてはまらないということでしょうか。

担当職員)
 一般論で申し訳ありませんが、懲戒処分以上について公表の対象としておりますので、誰か特定の立場の方に処分をお伝えすることはしておりません。

記者)
 そういったところが不透明すぎて不安だと思う職員もいらっしゃると思いますが、今後も似たような案件については、同じように懲戒処分未満だと申し立てた方に公表しないということでよろしいでしょうか。

担当職員)
 一般論で申し訳ありませんが、パワハラ問題に限らずいろいろな処分の理由があります。たとえば交通違反であったり、信用失墜行為であったり、その処分については懲戒処分以上を公表の対象としているということであります。

記者)
 市としては、懲戒処分にはあてはまらないパワハラであったと認めたということでしょうか。

担当職員)
 個別の案件には答えられませんが、懲戒処分以上を公表の対象としているということであります。

記者)
 今回のパワハラ問題についての最終的な処分は終わっているということでしょうか。

担当職員)
 個別の案件にはこの場でお答えするのは不適切だと思うのでご容赦いただきたいと思います。

記者)
 最終的な処分の内容については答えられないというのは理解しましたが、最終的な処分があったかなかったかも答えられませんか。

担当職員)
 答えられません。

以上

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