市長定例記者会見(令和6年2月)

令和6年2月22日 定例記者会見

会見項目

  1. 第1回定例市議会提出議案(2/29開会)
  2. 令和6年度予算案の概要および主な事業
  3. 第1回定例市議会に提案予定の補正予算

会見内容

 お忙しい中、お集まりいただき有難うございます。報道の皆さまには、市政の推進にあたりご協力いただき心からお礼申し上げます。

 それでは、本日の案件について、ご説明いたします。

1) 第1回定例市議会提出議案(2/29開会)

 本日告示、2月29日開会の第1回定例市議会に提出の付議事件について
説明させていただきます。お手元の「資料1」付議事件一覧をご覧ください。
令和6年度の各会計予算や条例の改正など、議案が 40件、報告案件 2件、
合わせて 42件でございます。 

 議案の詳細につきましては、さきほど総務部長から説明をさせていただきましたので、ご確認をお願いいたします。

2)令和6年度予算案の概要および主な事業

 次に、令和6年度予算(案)についてでありますが、お配りした資料のうち、
「別冊1 予算(案)のポイント」をご覧ください。予算規模につきましては、
1ページ下段の表にありますように、
一般会計   754億 7,000万円
特別会計   280億 3,205万 4千円
企業会計   144億 6,573万 8千円
全会計で 1,179億 6,779万 2千円
となったところであります。

 令和6年度予算につきましては、物価の高騰や労務単価の上昇、少子高齢化や人口減少など外部環境が厳しくなる中、市民ニーズに的確に対応しつつ、さまざまな行政課題に対応し、行政サービスを安定的に提供できるよう事業の必要性、緊急性や未来への投資効果等を総合的に勘案し、これまで以上に選択と集中による効率的で効果的な行財政運営に資する事業を見極め、予算編成を行いました。

 新年度予算のうち、新規・拡充など主な事業についてご説明いたします。

 はじめに、子育て支援についてでありますが、「子どもたちこそが、北見の未来そのもの」との思いで、令和6年4月から、第2子以降の保育料一律無償化を実施するとともに、令和6年8月から、子ども医療費助成を高校生世代の入院・通院まで拡充してまいります。


 健康・福祉分野では、少子高齢化などを背景に、介護人材が不足する中、持続可能な介護予防・生活支援の仕組みを構築するため、高齢者介護予防・日常生活支援活動補助事業に取組み、住み慣れた地域で不安なく健康で生き生きと暮らせるまちづくりを進めてまいります。

 教育分野では、学校施設長寿命化計画に基づき相内小学校の長寿命化改修を進めるほか、端野図書館の改築及び 屯田の杜公園の整備を進めてまいります。

 産業分野では、農業の環境負荷低減等の課題解決に向け、環境と調和した農業を目指すため、新たに、有機農業普及促進事業を実施し、有機農業の維持・拡大による普及促進を図ってまいります。さらには、林業の担い手不足等への課題解決に向け、ICT等を活用した林業の生産性向上の取組に対し、スマート林業機器導入支援事業として、支援を行い、第1次産業の振興を推進してまいります。

 観光分野では、これまで同時期に開催していた「きたみ菊まつり」、「北見オクトーバーフェスト」、「オホーツク北見ハロウィーンフェスティバル」の要素を継承し、新たに「食」をテーマとしたイベントの実施により、市内外からの誘客を図り、地域の宝を活かした観光振興を進めてまいります。

 中心市街地のまちづくりにつきましては、中心商店街新規出店支援事業として、まちなかの賑わい創出と雇用促進を図るため、対象区域へ商業店舗等を新たに開設する方に対し、支援を行ってまいります。

 環境分野では、ゼロカーボンシティの実現に向け、脱炭素化推進事業として、新たに次世代自動車購入助成などを実施するとともに、市民の皆様への脱炭素に係る普及啓発に取り組んでまいります。そのほか、犬や猫の不適正飼育の増加を抑制し、動物愛護の意識高揚と、生活環境悪化の防止を目的として、犬猫不妊去勢手術補助事業を実施してまいります。

 地域公共交通といたしましては、持続可能な公共交通体系の構築を図るため、北見地域定住自立圏構成市町である美幌町と連携し、地域おこし協力隊制度を活用した、公共交通連携推進事業に取組んでまいります。

 そのほか、予算案詳細につきましては、さきほど企画財政部長から説明をさせていただきましたので、ご確認をお願いいたします。

3)第1回定例市議会に提案予定の補正予算

 次に、「第1回定例市議会に提案予定の補正予算」についてであります。

 今回の補正予算につきましては、農産物の生産性向上に必要な 施設整備等に対する助成のほか、中学校のエアコン設置に要する経費等を計上いたしました。

 予算案詳細につきましては、さきほど企画財政部長から、説明をさせていただきましたので、ご確認をお願いいたします。

 私からは以上であります。

質疑応答

記者)
 新年度予算を編成するにあたり、どのような点に重点を置き、公約の実現を目指したのか教えてください。

市長)
 令和6年度におきましては、物価の高騰や労務単価の上昇、少子高齢化や人口減少など外部環境が厳しくなる中、さまざまな行政課題に対応し、行政サービスを安定的に提供できるよう、これまで以上に選択と集中による効率的で効果的な行財政運営に資する事業を見極め、予算編成を行ったところであります。中でも、私の3期目の公約の一つである子育て支援につきましては、「子どもたちこそが、北見の未来そのもの」との強い思いのもと、子ども・子育て支援といった未来への投資がとりわけ重要であるとの考えから、「第2子以降の保育料の無償化」及び「子ども医療費助成の拡大」を令和6年度より実施することといたしました。

記者)
 公共施設の維持管理に対するお金が多くを占めており、人口減少が進む中で、全ての施設をこのまま維持管理していくのは難しいのではないかと思います。統廃合について、どのような考え方で進め、どのように住民に理解を求めていくのか、市長の考えをお伺いします。

市長)
 昨年12月に国立社会保障・人口問題研究所が発表した、2050年の将来推計人口では、本市は7万6,002人、減少率は34.2%と示されたところであり、施設を現行のまま維持すると、人口1人当たりの面積がさらに増加することから、将来に向けた施設のあり方については、大きな課題であると認識しております。このような状況を踏まえ、北見市公共施設マネジメント基本方針、同基本計画に基づき、公共施設のニーズや社会環境に合わせた機能の見直しによる施設総量の縮減、施設に係るコスト縮減のための施設の最適配置を進めてまいりたいと考えております。

記者)
 歳入を確保するためには、自治体自ら稼ぐ力が必要になると思います。その一つが、ふるさと納税や地域における創業・起業の支援で、歳入を確保していくというような手があるかと思いますが、その点について今後、どのように展望を考えられているか、お聞かせください。

市長)
 まず、事業の実施に当たりましては、国・道からの補助金・交付金のほか、交付税措置のある地方債など極力、有利な財源を活用できるよう検討し、市の負担を最小限に事業化してまいりたいと考えております。また、市税、地方交付税などのいわゆる一般財源につきましては、収納率の向上や国等への働きかけの取組みを継続し、引き続き、その額を確保してまいりたいと考えております。さらには、近年増加が続いておりました、ふるさと納税につきましては、新年度のご寄附の見込みを昨年度と同額としているところでありますが、今後に向けましては、さらなるご支援をいただけるよう、これまで以上に周知・PRに努めてまいりたいと考えているところであります。

以上

よくある質問のページへ

行政・まちづくり

まちづくり協議会

市町村合併

行政評価

行財政改革・DX

財政

条例・規則

人事・採用

計画

連携協定・連携事業

統計

施設

入札・契約

工事検査

市議会

情報公開

申請・届出

監査

ご意見募集(パブリックコメント)

広聴

道路・河川

地域交通

広告事業

地域力の創造