市長定例記者会見(令和7年8月)

令和7年8月28日 定例記者会見

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会見項目

  1. 第3回定例市議会提出議案(9/4開会)について
  2. 第3回定例市議会に提案予定の補正予算について

会見内容

 お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
 報道機関の皆さまには、市政の推進に当たり、ご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。

 お盆を過ぎ、各自治区や地域の夏祭りが多くの皆さまのご参加で盛況のうちに無事に終了いたしました。ご参加いただいた皆さまをはじめ、運営にご尽力された関係者の皆さまに改めて感謝申し上げます。

 さて、すでに、広報メモ等でもお知らせしておりますが、8月13日に、浅草フランス座演芸場東洋館におきまして、「笑いの力による地方創生推進に関する協定」を北見市と一般社団法人漫才協会の間で締結をいたしました。

 笑うことは健康につながりますし、市民の皆さまの笑顔はまちの元気の源です。私といたしましては、笑いの力で、市民の皆さまに笑顔を広げていくため、企業版ふるさと納税などによって必要な財源を確保しながら、この協定に基づく取組を息の長いものにしてまいりたいと考えております。

 まず、取組の第1弾といたしまして、今年度は、「北見秋祭」の2日目、10月4日(土)に漫才協会所属の「U字工事」「宮田陽・昇」「やすと横澤さん」をお迎えし、NiCC(ニック)芸術文化ホール・中ホールにおいて、演芸会「漫才大行進in北見秋祭」を開催いたします。

 今後におきましても、演芸会のほか、漫才協会の皆さんと市民の皆さまとの笑いを通じた交流を図っていただく機会を創出するなど、笑いの力による地方創生を推進してまいります。

 それでは、本日の案件について、ご説明いたします。

(1)第3回定例市議会提出議案(9/4開会)について

 はじめに、本日告示、9月4日開会の第3回定例市議会に提出の付議事件につきまして、お手元の「資料1」付議事件一覧をご覧ください。

 記載のとおり、議案が23件、決算認定が7件、報告案件が8件、あわせて38件であります。

 詳細につきましては、先ほど総務部長から説明をさせていただきましたので、ご確認をお願いいたします。

(2)第3回定例市議会に提案予定の補正予算について

 次に、第3回定例市議会に提案予定の補正予算につきまして、お手元の「別冊資料」のうち、補正予算の主な事業をご覧ください。

 今回の補正予算につきましては、昨年度、概算交付を受けた交付金等の精算に伴う返還金や救急医療等支援事業費などを計上いたしました。

 予算案の詳細につきましては、先ほど企画財政部長から説明をさせていただきましたので、ご確認をお願いいたします。


 私からは以上となります。

質疑応答

記者)
 水道、下水道とも値上げが適当とする審議会の答申を受け入れたという形だと思いますが、現在の水道と下水道の事業に関する経営状況に対する市長の受け止めについてお伺いしたいのですが。

市長)
 本市は、道内で最も広い面積の中に家屋が点在しており、ライフラインを支える上下水道施設についても統廃合が難しく、一定数の配置が必要であります。
 一方で、近年の人口減少、節水意識の向上などにより使用水量は年々減少傾向にありますけども、老朽化対策や維持管理にかかる費用の高騰などにより、現在の本市の水道、下水道事業の経営は、大変、厳しい状況にあるものと認識しております。

記者)
 経営状況を踏まえた上でも、市民の方にとっては、物価高の社会情勢がある中で値上げとなってしまうと家庭の負担につながる部分があると思いますが、市長としてどのような判断で、議案を提出するということになったかお伺いしたいのですが。

市長)
 近年の人口減少や節水意識の高まりを背景とした水需要の減少基調に加え、エネルギー価格や物価の高騰が続く中、本市の水道、下水道事業の経営は一層、厳しさを増しており、現在の料金体系を維持した場合、水道事業は令和8年度に、下水道事業は令和11年度に赤字に転落する見込みとなっております。
 一方で、安全な水道水の安定供給や衛生的な生活環境を維持するためには老朽化が進んでいる水道、下水道施設を計画的に更新していかなくてはなりません。
 こうしたことから、安定的な事業経営を最低限確保すべく、水道料金については13.40%、下水道使用料については3.61%の引き上げ改定が必要であるとの判断に至ったところであり、市民の皆様には、何卒ご理解をいただけるようお願い申し上げる次第です。

記者)
 今までの審議会での議論でも、令和8年度中の引き上げという話であったと思いますが、実際に議案として提出する上では、令和8年度のいつ頃の引き上げになるという認識でいればよろしいでしょうか。

市長)
 令和8年4月を予定している状況であります。

記者)
 水道、下水道どちらも同じということでしょうか。

市長)
 はい。

記者)
 先ほどの市長のお話しの中にもあったと思いますが、人口減少で使用量が減る一方で、行政面積が広く、施設の更新や管理費がかさむという現状もあると思います。ただ、そのような中で、事業費の財源になる国の水道事業、下水道事業の予算も減っているという現状もあると思いますが、これに対して、国に要望するなどこれまでも行ってきたと思いますけれども、改めてお考えをお伺いしたいのですが。

市長)
 要望関係につきましては、これまでも日本水道協会や日本下水道協会を通じて、北海道や国に対して様々な要望を行っており、今後とも、あらゆる機会を捉えて、補助の拡充などを精力的に要請していきたいと思っております。

記者)
 市長が令和5年9月10日に3期目の当選を決めてからちょうど来月に2年の折り返しを迎えます。1期目からということになると、ちょうど10年の節目を迎えるわけです。この間、深刻な財政難が発覚したり、色々なことがあったかと思います。任期折り返しとなる所感と、今後、財政健全化に向けてどのようにリーダーシップを発揮していくのか、改めて決意をお伺いしたいと思います。

市長)
 令和5年9月から、3期目の市政を担わせていただいておりますけども、この間、日々、その職務と責任の重さを痛感しつつも、私自身の確固たる信念を胸に、円滑な市政運営を目指し、さまざまな課題に取り組んできたところであります。
 本市の財政健全化は、まさに待ったなしの最重要課題でありまして、早期に本市の安定した財政基盤を確立するためにも、不退転の決意と覚悟をもって、取り組んでいかなければなりません。
 今年度の市政執行方針でも申し上げましたが、二兎を追うものだけが二兎を得るの精神で、決して諦めず、前例のない改革などを躊躇なく前に進め、この難局を乗り越えてまいる所存であり、私の公約につきましても、財政健全化との両立を図りながら、今後におきましても任期の中で実現し、このふるさと北見が笑顔であふれるよう、全力で市政に取り組んでまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

記者)
 今年、財政健全化アクションプランが1年目を迎え、来年は2年目となります。色々な施設の廃止案が盛り込まれていると思います。令和8年度はアクションプラン2年目となります。市民説明会で多く異論が出ていた常呂の温水プールも今年度末で廃止が予定されています。漁業者の方からも、水に慣れるためにも重要な施設だという声が多く出ていました。地域住民と協議して、見直しや計画変更されるような考えはあるかお伺いしたいのですが。

市長)
 常呂町健康温水プールについては、本年3月7日に地域からの要望書を受け取っておりますので、そのことも踏まえ、存廃を判断してまいりたいと考えております。

記者)
 財政難を受けて、なかなか新しい事業にお金を割くことが難しくなっているというのが実情だと思い、市職員のモチベーションの低下も懸念されます。地域を活性化するためにはやはり職員のやる気は欠かせない部分だと思いますが、この部分にどう向き合っていくのか、モチベーションの低下を招かないように、職員のアイデアをどう取り入れていくのか考えをお伺いしたいのですが。

市長)
 先ほど、お話しをいたしました、今般の一般社団法人漫才協会との協定締結、これもまさに漫才協会さんが、地方公共団体との連携を模索されているとの情報をキャッチした職員の発案、主導による締結であります。
その他、企業版ふるさと納税やネーミングライツの取組による、財源の確保なども含め、職員のアイデアを取り入れながら進めていき、それが結果として市民の皆さんの笑顔につながっていく、このような取組がもっと広がっていくように、職員も私も一丸となって取り組んでいかなければならないと考えております。

記者)
 閉鎖した施設での書類の引き継ぎの関係になりますが、旧小桜保育所に何者かが侵入し、園児らの個人情報が載った書類を物色されたという痕跡が確認されたと思います。その後の警察の捜査で犯人が見つかったり、紛失した恐れがある鍵が見つかったりですとか、その後があればお伺いしたいのですが。

市長)
 警察からは、今回の不法侵入についての被疑者について、現在取り調べ中であると伺っておりますので、捜査内容についての発言は差し控えさせていただきたいと思います。
また、この件につきましては、適切な施設管理、書類管理が行われていなかったことが原因であると認識をしておりまして、今回の不法侵入により個人情報漏えいの恐れが発生したことは、市としても重く受け止めております。
市民の皆様には、大変ご心配、ご迷惑をお掛けすることとなりましたことを、深くお詫び申し上げます。

記者)
 改めてになりますが、アクションプランで令和7年度から廃止になった公共施設の数はいくつでしょうか。

市長)
 アクションプランにおいて掲載しております令和7年度の廃止施設の数につきましては、勤労青少年ホーム、高栄北公園をはじめとする無料パークゴルフ施設など、25の施設となっているところであります。

記者)
 25の施設という話でありますけれども、たとえば、旧小桜保育所以外でも、侵入者が入ったりとか、個人情報が流出したりしているというような事案は確認されていないでしょうか。

市長)
 本年度から廃止となったその他の施設におきましては、書類等を回収するほか、必要に応じて出入口・窓を封鎖するなど、いずれも適正に対応済みであることを確認しているところであります。

記者)
 以前にお話しをお伺いしたところですと、閉鎖になった施設における書類の引き継ぎに関する規定について、全庁的なものはなく、各部で決めているとのお話でありましたが、改めて全庁的なルールがあるかの確認と、もし無いようであれば、アクションプランで閉鎖する施設も増えていくことが予想されると思いますので、制定する考えがあるかをお伺いしたいのですが。

市長)
 文書の管理・保管等につきましては、北見市文書事務取扱規程において、文書の種類ごとに保存年限が規定されており、そのうち、保存年限が5年以上の文書につきましては、各部局において3年間保管したのち、文書主管課である総務部文書課に文書を引き継ぎ、保存年限が経過するまで、庁舎内の書庫で保管することとしております。
施設閉鎖後の文書につきましても、この規程に基づき管理・保管等することとなりますので、職員に対し、適切な文書管理を行うよう指示を徹底しているところでございます。

記者)
 基本的にはその規定が基準になっているといいますか、その規定自体が全庁的なルールとしてあるという捉え方でよろしいでしょうか。

市長)
 文書の管理・保管等につきましては、北見市文書事務取扱規程に基づいて、適正に対応することを徹底しております。
また、出入り口・窓の封鎖などの防犯対策につきましても、地域の生活環境保全の観点から、適宜適切に実施してまいります。

記者)
 水道の値上げに関しまして、改めてになりますが、市民の方にどのように理解を求めていくかというところをお伺いしたいのですが。

市長)
 本市の水道、下水道事業が置かれている状況を含めて、料金および使用料改定の必要性などについて、ご理解をいただけるよう、また、上下水道審議会からのご意見にありました経営努力や財源の確保にしっかりと取り組んでいくことも併せ、様々な手法を用いて皆様にご説明してまいりたいと考えております。

記者)
 ふるさと納税について、議会の関係で、5月時点で1億円、前年より2割くらい少ないという話があったと思います。現在、一番新しい時点での数字が分かれば教えていただきたい。

市長)
 実績でいいでしょうか。

記者)
 はい。

市長)
 本年度のふるさと納税の実績につきましては、7月末時点で約3億円と、昨年度と同水準の寄附を賜っているところであります。
 制度改正に伴い予想されている9月末に向けた駆け込み寄附につきまして、現時点では、駆け込み寄附に相当する寄附件数の増加は発生していない状況であります。

記者)
 駆け込み寄附に相当する寄附件数の増加は発生していないとのことでありますが、この間、会食の問題があったりしましたが、特にそういうことによる寄附の減少なども発生していないと分析していると考えてよろしいでしょうか。

市長)
 どのように見るかについては色々な見方があると思いますので私も何とも言えませんが、金銭的な推移については横ばいで推移しているのかなという形で見ております。

記者)
 令和7年度予算では、ある程度増額することを見込んで歳入を確保し、予算を組み立てたと認識しております。横ばいということでしたが、今後に向けて、なるべく増やしていくような状況がなければならないのではないかというふうに考えます。寄附の増加に向けて、改めて施策や考え方があればお伺いしたいのですが。

市長)
 色々と発信しておりますが、今回の漫才協会のように、色々な場面を通じて、皆様にご支援いただけるように、精力的に取り組んでいきたいと思っております。

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