広郷浄水場の水質管理

浄水場での水質管理

自動測定機器による水質の常時監視

原水、沈でん処理水、高度処理水、砂ろ過水の濁度、原水のpH値、高度処理水、浄水の残留塩素を自動測定装置を使用して常時監視しています。
これにより、浄水処理工程に異常が無いかを常に監視すると共に、原水の水質変動に対応した凝集剤(PAC)や塩素の注入量を最適に調整します。

運転管理・危機管理上の水質検査(定時水質検査)

昼夜を問わず4時間の間隔で原水、沈でん処理水、高度処理水、砂ろ過水、そして浄水について、濁度、色度、pH値、アルカリ度、アンモニア態窒素、残留塩素などの項目について検査を行っています。
この検査により、原水並びに浄水処理に異常がないことを確認しています。異常が確認された場合、危機管理マニュアルに基づき、すみやかに取水停止等の対応を実施し、水道水の安全を確保します。
融雪期や降雨時の原水高濁度時には、これらの検査に加え、凝集剤の添加量を決定するためジャーテストを随時行い最適な浄水処理に努めています。

水質基準に基づく水質検査

「北見市水道水水質検査計画」に基づき、毎日検査として、給水栓での色、濁り、消毒の残留効果のほか、浄水場では祝祭日を除く平日に定時検査項目に有機物量、塩素イオン、硬度を加えた検査を、浄水処理工程全てを対象に実施し、適正な浄水処理と浄水の安全を確認しています。
また、毎月1回市内17か所の給水栓水を採取し、水質検査を行い水道水の安全性を確保しています。

毒物等の監視(危機管理)  

毒物の流入の危険性に対応するため、日の出沈砂池に「日の出毒物監視棟」を設置し、油分計、アンモニア態窒素計、バイオアッセイ(金魚水槽)をそれぞれ設置しています。
これにより、沈砂池の原水を常時監視し、早期に原水の異常を察知することにより、水道水の安全を確保するものです。
もし原水に異常が認められた場合、マニュアルに基づき、直ちに取水を停止し、水質検査等により毒物の確認などを行い、水道水の安全を確保するための対策を実施します。

常呂川の水質調査

河川調査

浄水場での水質検査のほかに毎月取水口から上流の常呂川について、小河川を含め15地点で水質調査を行っています。
河川調査では、BOD、SS、大腸菌群数等の環境基準に基づく調査のほかに、浄水場での浄水処理に関連する水質検査も併せて実施しています。また、河床の状況などの目視調査も行い、河川の汚濁の状況を監視しています。

広郷浄水場の水質検査機器整備状況

保有機器一覧表(北見市広郷浄水場の水質試験室で保有している検査機器)

水質検査機器名 台数 検査項目
pHメーター 2 pH値
DOメーター 1 溶存酸素
イオンメーター 1 アンモニア性窒素
濁度・色度計 2 濁度、色度
分光光度計 1 非イオン界面活性剤、E260等
TOC計 1 全有機炭素(有機物)
イオンクロマトグラフ(陽・陰イオン) 1 フッ素、硝酸・亜硝酸性窒素、ナトリウム等
イオンクロマトグラフ 1 シアン化物イオンおよび塩化シアン
高速液体クロマトグラフ 1
陰イオン界面活性剤
水銀測定装置 1 総水銀
誘導結合プラズマ質量分析計 1 鉄、ヒ素、クロム、セレン等の金属成分
ガスクロマトグラフ質量分析計 2 揮発性有機化学物質、カビ臭、等
パージ&トラップ濃縮装置 1 揮発性有機化学物質、カビ臭の濃縮用
高速液体クロマトグラフ質量分析計 1 消毒副生成物、フェノール等
固相抽出装置(8連) 1 フェノール等の濃縮用
ジャーテスター 2 凝集剤(PAC)の注入率の設定用
理化学機器一式 - 滅菌器、純水製造装置、乾燥機等
お問い合わせ
上下水道局浄水場
水質係
電話:0157-38-2354
E-Mail:ki.josui@city.kitami.lg.jp
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