多様な性のあり方

LGBTQなど性的マイノリティとは

「LGBTQ」ということばを耳にしたことはありませんか?LGBTQなど性的マイノリティの方は、日本の人口の約9.7%いるという民間の調査結果もあります。

性のあり方

性のあり方は4つの要素があり、その組み合わせは多様ともいわれています。また、性のあり方は本人の意思や努力で変えられるものではありません。

LGBTQ

「L」(Lesbian)レズビアン
同性を好きになる女性
「G」(Gay)ゲイ 同性を好きになる男性
「B」(Bisexual)バイセクシュアル 男性も女性も好きになる人
「T」(Transgender)トランスジェンダー 心と身体の性が一致しない人
「Q」(Questioning/Queer)クエスチョニング/クィア こころの性や好きになる性を決めない、決めたくない人

「LGBTQ」とは上記の頭文字をとった性のあり方を表す総称の一つとして使われています。北見市ではこうした性のあり方の人々を表す言葉として「LGBTQなど性的マイノリティ」を使っていますが、多様な性を表す言葉として複数形のSを加えた「LGBTs」や「LGBTQ+」など色々あります。

多様な性に関する用語

SOGI(ソギ・ソジ) 性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字をとった総称。全ての人にかかわるLGBTQより広い概念。
X-gender(エックスジェンダー) 性自認が中性、又は性別を決めたくない人。
FTM(Female to Male) 体の性別が女性で、心の性別が男性である人。
MTF(Male to Female) 体の性別が男性で、心の性別が女性である人。
A sexual(アセクシュアル) 他人に恋愛感情を抱かない人。
Questioning(クエスチョニング) からだの性やこころの性がはっきりしていない人・探している人、決めかねている人、あえて決めない人。
Cis gender(シスジェンダー) 生まれた時の身体に割り当てられた性とこころの性が同じ人。
ALLY(アライ) LGBTQなど性的マイノリティのことを理解し、支援する人。
レインボーフラッグ LGBTQの尊厳と社会運動の象徴。性の多様性を尊重するシンボルとして「6色(赤・橙・黄・緑・青・紫)の虹」がよく使われている。
Coming-out(カミングアウト) 自らの性的指向などを自らの意思で他者に伝えること。
Outing(アウティング) 本人の許可なくその人の秘密を第三者に話すこと。

LGBTQなど性的マイノリティの方特有の困りごと

LGBTQなど性的マイノリティの方は、外見からはわからない人が多いため困っていることがあってもわからない、ということがあります。

  • 言葉に傷ついています

「ホモ」・「オカマ」・「レズ」などの言葉に傷ついています。こうした差別的な言葉や「男女」や「異性愛」を前提とした言動はしないようにしましょう。

  • LGBTQなどに関する性的言動はセクハラです!

厚生労働省では「事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針」で被害を受けた者の性的指向又は性自認にかかわらず、当該者に対する職場におけるセクシュアルハラスメントも対象になると明確化しています。

  • 職場での配偶者に対する福利厚生制度が同性パートナーに適用されない
  • トイレや更衣室が利用しずらい
  • 医療に関して同意書のサインや相手の病状説明を受けられない
  • LGBTQなど性的マイノリティの人が安心して働くことができる会社などの情報がない
  • 性自認や性的指向などの困りごとが相談できず、深刻化しやすい

多様な性に関する理解が進んでいないために、相談できず「うつ」になりやすいことや、「死にたい」という思いを持つ人の割合が高いと言われています。

このようなことを困っているということを知るだけでも理解への一歩になります。子ども、高齢者、障がいのある人、性的マイノリティの人など、様々な立場にある誰もがいきいきと生活することができるまちづくりのためにできることから取り組んでいきましょう。

  1. LGBTQなど性的マイノリティの人が嫌がることをしない
  2. 「ホモ」・「レズ」・「オカマ」といった差別的な用語は使わない
  3. 「彼氏」・「彼女」ではなく「恋人」・「パートナー」などの言葉を使う
  4. 相談やカミングアウトを受けたらそれは「信頼されている」ということです。決して本人の了解なしに、周囲に話すこと(アウティング)しないこと!
  5. 今までより、少しだけでも関心を持ってみる

相談窓口一覧

相談機関・電話番号 相談内容 受付時間
(一社)社会的包摂サポートセンター
「よりそいホットライン」
0120-279-338(ガイダンス4番)
性的マイノリティに関する相談 【電話相談】
24時間対応
北海道教育委員会
「子ども相談支援センター」
0120-3882-56
いじめ、不登校、性的マイノリティなどに関する相談 【電話相談】
24時間対応
【メール相談】
sodan-center@hokkaido-c.ed.jp
法務省
「子どもの人権110番」
0120-007-110
いじめ、体罰、暴力などに関する相談 【電話相談】
月曜から金曜(祝日・年末年始除く)
8時30分から17時15分
法務省
「みんなの人権110番」
0570-003-110
人権問題全般に関する相談 【電話相談】
月曜から金曜(祝日・年末年始除く)
8時30分から17時15分
NPO法人 北海道レインボー・リソースセンターL-Port
(札幌市男女共同参画センター協力事業)

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問い合わせ先
人権共生課多様性社会推進係
電話:0157-25-1149
ファクシミリ:0157-25-1016
E-Mail:jinken@city.kitami.lg.jp
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